まずは向き合うところから
私の学校には変わった授業がある。
ルールは、正直に語ること。
「もし、今生きている世界がVRの世界だったら」
そんな題目で、今日は君と話し合う。
「現実に帰りたい?」
まず君がそう聞いてきた。
「君と離れるなら、虚構の方が魅力的かな」
君が真っ赤になって初めて、私たちの対話が始まったんだ。
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