半袖の制服と白い肌


 玄関の扉を開けると、夏の日差しが視界に広がった。思わず目を細める。


「暑いな〜」


 今日は真夏日並みの気温らしい。久しぶりに着た半袖は幾分この暑さを和らげてくれるが、暑いものは暑い。昨日までと何も変わらない、夏の始まり。


「おっはよー!」


 陽光を浴びて輝く夏服姿の彼女を除けば…だけど。

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