雨の休日


 今日は休日で雨。こんな日は落ち着いて読書に没入できる。それは同じ読書部の彼も同じみたいで。


「ねぇ。雨の休日の夜にさ、その日読んだ本の感想を電話で話さない?」


 感想を話したい。気持ちはよくわかるから了承したけど。


「そ、そろそろかな」


 好きな人からの電話を待つのは、全然落ち着かない。

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