ねらった告白

「1on1やろうぜ!」


 練習の後、俺は同じ部活の幼馴染に声をかけた。


「また? 何度やっても同じだよ」


 部のスタメン争いレベルの俺とは違い、県選抜の幼馴染は不敵に笑う。まぁ見てろ。今日の俺は一味違う。


 10分後。


「ず、ずるい……」


 赤面して立ち尽くす彼女を前に、俺は華麗にシュートを決めた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る