想い続けて
溢れる喧騒の中、仕事の疲れを追い払おうと私はジョッキを一息にあおった。
「飲み過ぎるなよ」
高校からの付き合いで、働き先まで一緒の彼は呆れ顔で私を見た。
「いいじゃないー」
まだ1杯目なのに、顔が熱い。
「…ねー。私たち、付き合わない?」
まだ1杯目、もう6年という言葉が頭の中を流れた。
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