笑顔の裏の本音


「ねねっ、私の告白大丈夫かな?」


 不安と期待が混ざった幼馴染の声が、僕の耳を通り抜け、胸まで届く。


「大丈夫だよ。上手くいくって」


 広がった胸の痛みを我慢して、僕は笑いかけた。


「ありがと。いつもそう言って笑ってくれて、すごく安心する」


「だろ?」


 僕はまた、不細工な笑顔を君に向けた。

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