第26話 その後も続く大西先生の嫉妬についての話
それからわたしたちは大西先生とふたたび連絡を取り合うようになり、どちらかというとそれはもう年上の友達みたいに打ち解けていた。
大西「未咲さんって授業中におもらししたことあったじゃないですか……じつはあのときわたしすっごく興奮してて……覚えてないでしょうか、『もっとよく見せてください』って言って未咲さんにスカートめくらせて出てるところを見ようとしたこと、そして見てしまったことを……わたしほんとに羨ましくて、もしなれるなら未咲さんたちの頃に戻ってみたいって本気で思ってましたから……」
未咲「そういえばそんなことありましたっけ……昔のことすぎて忘れてました……」
あれは先生の見たい欲が引き起こした発言だと知り、恥ずかしくはなったけど大好きな先生に見られてうれしくて……その……もれちゃった……。
未咲「見ますか? わたしのパンツ……」
大西「漏れちゃったんですか?! おしっこ……それはよく確認しないと……」
もう先生だったかどうかなんて関係なくなりそう……。画面越しに見ることが許されたパンツに、先生はうっとりしています。
未咲「なんだったらもうちょっと出せますけど……」
大西「見たいですっ、未咲さんのおしっこ……わたし鼻血出ちゃいそう……」
生徒を誰よりもいちばんに考えてますって、そういう意味だったのかな……。なんてことを思う。大西先生が一度言ってたことをここで思い出す。
大西「手塩にかけて育てた生徒の可憐な姿を見たくない先生なんていません! さぁ未咲さん、いまこそそのときです……わたしの目の前で、めいっぱい出してください!」
未咲「あはは……」
身体のどこかで拒んでいるらしく、わずかにシミを作る程度で進展がない。
大西「うーん……どうすればいいんでしょう」
未咲「ちょっと先生、いったんミュートにしてもらっていいですか? そのほうがやりやすいかもしれません……」
大西「そっ、そうね! そうするわ!」
素直に従い、なぜか先生の画面にも下着が映る。
未咲「うわぁ、やりづらっ……」
現におしっこしたさはどんどん高まるのに、出そうとしない自分がいる。
未咲「これ、先生もそれなりに我慢してきたでしょ……」
それを読まれたと言わんばかりに大きくシミを作る先生。
未咲「やっぱり……」
聞こえなくてもあぁんって言ってそう。
未咲「しかたないよね、無理やりにでもしないと……」
そう言ってわたしは一番弱い部分をつまむ。
未咲「はぁんっ、これやっぱりだめぇ……」
すぐにでもおしっこがしたくなる。それを感じ取った先生は我に返って画面に釘付けになっている。
未咲「やだっ、先生、みちゃだめぇ……」
排尿感が高まってきて、ついにあとに引けないところまでやってきた。
未咲「んんっ、でちゃうよぉっ……」
まだいちおう耐えようとしていて、ほとんど無駄に終わりそうになっている。
あの頃に比べるとかなりおしっこすることに恥じらいのようなものを覚えるようにはなってきた。
ましてや先生の前で……あのときでもだいぶ恥ずかしかったっていうのに。
未咲「出してください、って言ってる……」
口パクでも十分伝わった。楽になってほしいって意味なのか、やっぱり最近の先生の性癖なのか区別がつかない。
未咲「出せないよぉっ……さっき学生時代の話とかしてたし……」
あの場面がフラッシュバックしてしまうと、身体は出さないようにブレーキをかけてくる。それをこじ開けようとしているのが、いまのわたしの尿意。
未咲「はぁぁおしっこしたい……おしっこして先生にまたかわいがられたい……でもやっぱり恥ずかしいっ……でもおしっこはしたい……はぁどうしよう……鳥肌すごい立ってきちゃった……おしっこ出る……先生の前でいっぱいおしっこ出ちゃう……あぁっ」
しぱぱぱ……先生にとってさぞかし待望だっただろう時間が訪れる。恍惚とした表情をしている。
未咲「でも先生も我慢してるんだったよね……だったらわたしのこれなんてたいしたことないよね……ってならないか……早く先生もおもらししてくれないかなぁ……」
そのとき画面が少し暗くなり、次に明るくなったとき、透明な黄色いゆらゆらが見えはじめた。
未咲「これは……」
間違いない。先生はもう漏らしはじめている。幾度となくおもらししてきたわたしが言うんだからきっと間違いない。
未咲「それにしても綺麗……いいカメラってこともあるかもしれないけど……」
おしっこを綺麗と思ってしまうなんて、ふつうの人に知られたらとんでもないと言われるかもしれない。だけどこのときわたしはそう思ってしまった。
未咲「あっ、終わったのかな……」
見ると、涙ぐんでる先生の姿が見える。やっぱりちょっと無理してるんじゃないかな……。
未咲「えっと、大丈夫ですか……?」
大西「ぐすっ……大丈夫、です……」
先生ってこんな泣く人だったかな……少なくともわたしの記憶にははっきりと残っていない。
未咲「今回のことは水に流しましょう、ね?」
大西「はい……ぐすん……」
いちおうトイレネタだったけど、ふつうにスルーされた。
大西「玲香さんにもよろしくお伝えください……それでは……じゅびびびっ」
未咲「はーい、ゆっくり休んでくださーい」
鼻をかんだ音で終わってしまった。
未咲「ほんとに大丈夫かな、先生……」
わたしたちをオカズにしたり、不安定なところが拭えなかったり……心配になる。
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