第15話 服を着させていちゃついて

 未咲「ようこそ〜玲香ちゃん、最近会うこと多くなったねっ」

 玲香「おかげさまで」


 玲香ちゃんが静かにあいさつし、わたしは自分の家にあげた。


 未咲「さっそくなんだけど……これ、着てくれない?」


 見ると、あきらかに年不相応、つまりわたしよりもう少し若い子が着ていそうな洋服。


 未咲「まだ似合うと思うんだよね〜……ね、着てみない?」


 るんるん気分で問いかけてくる未咲に、わたしはどう返事していいかだいぶ迷う。だけど、ほとんど答えは決まっていて。


 玲香「……いいわよ」

 未咲「やったっ!」


 冷静に考えて、こんなことほとんどコスプレのようなもの。もちろんそうだとわかっていて好んで着る人もいるけど、わたしはなんだかむず痒い。ただ、未咲の頼みとあったら断りづらくなるときがあるのもわたし。だからあれこれ迷うより、とりあえずやってみることでこれまで未咲との関係を続けてこられたんだとも思っていて。


 玲香「……どうかしら」


 目の前で着替えてと言われ、きょう身に着けてきた下着までばっちり見られながら着替え終えた。ほんとはこっちが目的だったかもしれないというのに……。そんな顔してるふうにしか見えないし。


 未咲「うん、すっごく似合ってる!」

 玲香「そう、ありがとう」


 未咲がわたしの両腕を掴む。


 未咲「あのね、わたしは玲香ちゃんに、もう一度あのころを思い出してもらって、もっと素敵なおしっこが出せるようになるといいなって……そう思って、この間ショッピングモールでこれいいなってなったから買ったの」

 玲香「……」


 いい雰囲気にはなってるけど、その単語を聞いた瞬間、身体が反応したような気がした。


 未咲「さっそく思い出しちゃった?」

 玲香「……」


 黙っていることで答えになってしまうのに、そうしてしまっている。息が上がり、それが手などを通して未咲に伝わってしまう。


 玲香「こんなつもりはなかったんだけど」

 未咲「?」

 玲香「だからその、未咲とこうやって手を繋ぐこととか、実はあんまりしてこなかったじゃない」

 未咲「そうだっけ?」

 玲香「そりゃ、幼いころはいまなんかと比べてもっとスキンシップとってたかもしれないわよ? だけど……」


 そのとき、玲香ちゃんの太ももが大きく震える。


 玲香「んんっ……でちゃう……」

 未咲「きょうも我慢してきたんだ……すごく汗かいてるよ?」


 未咲には汗のように見えたかもしれないけど、実はそれが我慢できなかったぶんだった。


 玲香「なんか、いいわね……こうして手繋いでるだけでいろんなこと……んんんっ」


 きょうは特別寒いということはなかったけど、むしろそのほうがよかったのかもしれない。こうして人の温かさを感じることができたから。


 玲香「はぁ……いい匂いがする……あのとき未咲が感じてたことを、いまわたしが……」


 現在進行形でおもらしは続いていて、途切れることはなく細々と、だけどしっかり玲香ちゃんとしてのそれを出し切っている。


 玲香「はしたない格好しちゃってるかしら……」


 脚は開いていて、とても玲香ちゃんらしくはないけど、それも許せるくらいの香りがあたり一面に漂っている。


 未咲「気持ちよさそうだね……」


 さすがに今回もわたしが漏らしちゃったらまた台無しになるので、我慢することにした。


 玲香「まだ出そう……んっ」


 おもらしに特化した身体になりつつあるという自覚を携えつつ、排泄にいそしむ。


 未咲「もっと強く握ってあげる……」


 天使にも聞こえる声のようで、やっていることは十分追い込みだった。


 玲香「あんっ」


 ひときわ強い反応のあと、勢いを少し増したそれが床を鳴らす。


 未咲「きもちいい……よね?」

 玲香「そんなこと……きかないでよっ……」


 長い放尿が終わり、ほっとひと息。


 

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