第13話 罰
罰が当たったのかな…彼の声を聞いてるだけで幸せと思っていた私が、体が欲しい恋しいと思ってしまった。そんな欲を出したからだろうか、1日の半数以上意識が遠のくようになってきた。そろそろ、この状態でいるのも限界なのだろうか…もう、お迎えなのだろうか…そう思う日々が続き、彼も心配になり旦那にメールしていた。しかし、変わった変化はないようだ。心配するといけないのでこちらの状況は説明してないらしい。
「まなちゃん、まなちゃん…」
(彼の声が遠くで聞こえてる。あれ、私返事したいのに何でだろう…もうお別れなのかな…)
やっとで振り絞った声で
「今まで、あ…りがとう、楽しかったよ。大好き…」
とようやく言えた。
「まなちゃん、まなちゃん…戻ってきてよ。まなちゃん…」
彼が泣きながら叫んでいた。
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