第二章 対岸のアザーブルー(6〜7)



   6



 そこは海の家というよりも釣り具屋と言った方が正しい店だった。

 小さな船着き場がある通りに面した路面店で、車道を挟んで店の反対側は海というロケーションだ。長年海風に晒されたであろう看板には「おみやげ 釣り具」と剥げたペンキで描かれていた。


 関さんは常連だけあって遠慮無く店の奥に向けて声をかける。


「こんちはー、六爺居るー?」

「おう、居る居る。今魚捌いてて手は離せねえがな」

「ちょっと椅子と竿みっつ、あと餌持ってっても良いー?」

「おう、四時までには返しに来いよー」

「ありがと。代金ここに置いてくからー」


 彼女はカウンターに代金を置いて、店の中から目当てのものを引っ張り出す。

 キャンプに持っていくようなアウトドア用の折りたたみ椅子と、釣り竿、それに釣り餌だ。


 全部彼女に持たせる訳にもいかないので折りたたみ椅子は僕が持つ。朝陽さんは釣り餌に目をやると「いつ見てもグロい」と避けるように店の外へ出ていった。


「そんな事ないって良く見てみろよー」


 なんて言いながら関さんが彼女を追いかけて行く。さっきの仕返しだろうか。僕はぎゃあぎゃあ騒ぎながら船着き場の方へ歩いていく二人について行った。


 先程までは山間の町で濃い緑の香りに包まれていたのに、ここでは潮の香りしか感じない。車で十分も走らない距離でこんなに異なる自然環境に触れられるのは小さな島ならではかもしれない。


 風は穏やかだけど海面が千々に反射する光が眩しい。午後の陽光はまだ衰えを知らず僕たちの皮膚を焼く。日焼け対策か車を降りてから朝陽さんはまた麦わら帽子を被っていた。


 お店から少し歩いたところに海へと伸びる桟橋があった。目的地に着いたようだ。関さんの指示に従って椅子は海に向かって横一列に並べる。座ると目の前はどこまでも続くオーシャンビューだ。


「良いでしょうこれ。取材写真も海がバックの方が映えるかなって。私やる気が出ない時は、ここでのんびり釣りをして過ごすんです。あっ今やる気が無いわけじゃないですからね!リフレッシュする時はって意味ですよ!」


 一人で賑やかなトークを繰り広げる彼女に朝陽さんが追い打ちをかける。


「でも本番は釣りじゃなくて釣った魚を食べる時なんでしょう?」

「いやー、やっぱ釣りたては美味しいからなー。食欲に勝るリフレッシュは無いよねー」

「やっぱり釣りたては美味しいですか?」

「それはもう!」


 口の端をにっと持ち上げて断言する。彼女は手慣れた様子で釣り針に餌を付けていく。僕らにぶつけないように少し離れた位置に移動してから、びゅんっと竿を降りかぶった。


 釣り針は勢い良く飛んでいき、やがて海面に落ちた。その様子を確認してからこちらに戻ってきた彼女は、竿を固定し椅子に座り直す。一連の動作を僕は物珍しげに眺めていた。女性で釣りが上手い人に会ったのは始めてだった。


「さ、あとはのんびりお話しましょうか。どうしたら良いでしょう」

「じゃあ今からレコーダー回させてもらいます」


 僕は波の音に邪魔されないようにレコーダーを関さんの近くに置かせてもらった。気構えさせないように手近な話題からふっていく。


「釣りは昔から良くされるんですか?」

「いやぁ、この島に来てからですね。初めはご飯代を節約出来ないかと思って始めたんですけど、やってみたら楽しくて」

「それはまた切実な......」

「私しばらくは働きたくないと思ってここに来たんですよ。だからなるべくお金使わないで暮らしたくて」


 うーん、ローカルコミュニティで活躍する新進気鋭のデザイナーって路線の記事にする予定だったけれど、どうやら実態はだいぶ違うようだ。始めから雲行きが怪しい。


「働きたくないっていうのは?」

「あ、それ聞いちゃいますか。えーどうしよっかなー、オフレコってありですか?えー、秘密にしてくれるんだったらぁ、星野さんになら教えてあげても......」


 僕に向ける視線が若干怖い。なんだろうこの距離感は。


「勿体ぶらずに彼氏にフられた勢いで転がり込んできたって言えば良いのにー」


 朝陽さんが意地悪な笑みを浮かべてさらりと暴露した。

 マジか。予想外の理由で咄嗟に言葉が出てこない。朝陽さんはなおも言葉を続ける。


「ちなみに星野さん既婚者だから。露骨なアピールしても無駄だと思うよー」

「えー、つまんなーい」


 うわぁ、子供みたいな膨れっ面をリアルにやる大人を始めて見た。ていうか異性としてアピールされていたのか僕は。学生の頃から凛と付き合っているのが当たり前だった自分にとって、男女間のそういう間合いはもはや懐かし過ぎて思い出せない。


 まあさっき部屋で見た姿については社会人としてどうかと思っても、男にとって魅力がなかったと言えば嘘になる。大きかったし。


「もう、節操無くアピールするのそろそろやめなよねー」

「ねえねえ朝陽ちゃん。私、朝陽ちゃんに何かしたかな?ん?」

「一応そこそこ慕ってるから、余計なこじれ方する前に忠告してあげてるんじゃーん。心配してるんですー」

「だってここ出会いがホンットに少ないんだもん!釣れそうなら釣らないと!」


 息がぴったりの掛け合いをする二人を横目に、僕はどう話を戻そうか頭を抱えた。しかしどう考えてもさりげなく修正するのは無理に思えたので単刀直入に話を元に戻すことにした。仕事だ仕事。


「えーと、すみません良いですか。フられて来たって言うのは傷心旅行でここに来て、気に入って引っ越しを決めたってことですか?」


 言葉にしてみるとフィクションのような話だ。しかし彼女の回答はさらに斜め上だった。


「いやいや旅行じゃなくて、初めから住むつもりで島に来ましたよ。会社も辞めて、元の部屋も解約して、トランクひとつに荷物をまとめて。とりあえず海猫荘に泊まって住むとこ探そうと思ってたんですけど、なんとこの島、不動産屋がないんですよ!途方に暮れてたところで朝陽ちゃんと知り合って」


 懐かしいですねー、なんて朝陽さんは普通に相槌を打っているけれど、ちょっと関さん思い切りが良すぎじゃないか?


「会社を辞めて?部屋を解約?トランクひとつ?本当に?」

「信じられないですよね。私も宿屋の娘として色んな人に会って来ましたけど、こんなに無計画な人は初めてでした。失恋でそこまでするのかって」

「碌な恋愛もした事ないお子ちゃまにはわかんないでちゅかねー。朝陽ちゃんまだ誰とも付き合った事ないんだもんねー」

「んなっ、私のことは放っといてくださいっ。私だって好きな人くらい居たことありますよ!」

「小学生の頃の話しをされてもなぁ」

「なっなんでそれを!」

「図星かい。適当に言ったのに」


 関さんが豪快に笑い転げる。ここまで記事に出来るような話が皆無で内心焦ってきたんだけれど、僕も一緒になって笑うしかなかった。


「随分思い切った移住の仕方をしたんですね。下見とかしなかったんですか?」

「下見なんて、そんな余裕無かったんですよ」


 すみれさんは不意に海の方を見やり俯く。ふと覗いたそのアンニュイな表情は、初夏の光にきらめく海面とのコントラストで、余計に沈んで見えた。


「同じ職場の同僚で三年も付き合って仕事でもプライベートでも苦楽を共にしてそろそろ結婚かなと思って結婚資金まで貯めてたのに新卒で入ってきたゆるふわ系の子にちょっかい出して妊娠させたから別れてくれなんて言われた日には何もかもやってられるかって気にもなるってもんですよ。しかもその子の教育係に付いてたの私ですからね何で彼氏略奪した女を私が育てにゃならんのか。あーもうホント今思い出してもやってらんねー、朝陽ちゃんビール買ってきてよ」


 昼ドラのテンプレかよ。一息かつ早口で全部説明されたけれどリアクションが追いつかない。脳内でツッコミを入れるのにも疲れてきた。


 朝陽さんが「せめて取材終わるまでお酒はやめておきましょう」とストップをかけてくれた。このテンションでアルコールが入った日にはいったいどうなるのか。想像するだに恐ろしい。

 僕らの反応にはお構いなしに彼女の話は続く。


「んで、もう二度と彼氏もその子も見たくなくて話を聞いたその足で会社に行って。社長に全部話して円満退職させてもらったの」


 それは円満というのだろうか。社長も気の毒な。


「家に帰ってぼーっとSNS見てたらタイムラインにちょうどこの島の記事が流れてきてさぁ。良いなぁって思って。どうせ無職だしお金は貯金がそれなりにあったし、知らない土地でしばらく遊んで暮らそうかなって。誰も私のこと知らない場所に行きたくて。いやー、部屋を出る時にあいつを思い出すもん全部捨てたのはすっきりしましたね」


 なんて答えるのが正解なんだろう。


「......なんかドラマみたいな話ですね」


 感想がそのまま口をついて出た。自分の語彙力の無さが悲しい。


「これがドラマなら、私にはこれからハッピーエンドが待ってるって事だから良いんですけどね〜。現実はどうなることやらです」


 元彼との顛末を話している時は完全にダークサイドに落ちた様子で呪詛を吐き出していた関さんだが、締め括りでは「ふひひっ」と笑い悲壮感は微塵も感じなかった。


 不意に彼女が「おっ」と声をあげたかと思うとあっと言う間に竿を持ち上げ魚を一尾釣り上げた。「今夜のおかずゲット」と言いながら魚から針を外して足下のバケツに放り込む。流れるような動作だった。


「でも関さんて去年賞獲ってましたよね。パッケージデザインで。デザイナーとしては順風満帆なんじゃないですか?」


 昔からあるそれなりに大きな賞だった。新人賞という訳でもなく、全応募作品の中から選ばれたのだ。同じデザイナーとして羨ましさすら感じる。館長に感じた羨ましさとはまた別の、慣れ親しんだ焦燥感が首をもたげる。


「あー、あれねぇ......。働かないぞって思った途端に賞が獲れるなんてびっくりだったなぁ」


 さもつまらなそうに答えるすみれさんの横顔には、誇らしさは微塵も感じられなかった。


「朝陽さんから紹介された仕事だって聞きました」

「そうそう。お茶のパッケージをリニューアルしたいけど、どうしたら良いかって相談が観光協会に来てたんだったよね確か」


 朝陽さんが「はい」と答える。


「正確には観光協会に、というより商工会の皆さんと飲み会やってた時に聞いただけですけどね。リニューアルしたいけどデザインをどうしたら良いか困ってるって。それを思い出して、暇そうなすみれさんを紹介したんです」

「割と強引にね。せっかく引きこもりを謳歌してたのに」


 すみれさんがじとっとした目を向けても朝陽さんはどこ吹く風だ。


「住処を探してきた恩を振りかざしました」


 朝陽さんが初夏の日差しに負けないくらい眩しい笑顔で脅迫まがいの所業を白状した。

 関さんは長いため息を吐き出す。


「でもまあ結果的にはやって良かったけどさ。あの受賞はプライドの高ぁい元彼も見たはずだし、何ならあいつも参加もしてたと思うから、ざまあって思えたしね」


 あぁ、腹黒い大人の顔だ。


「それに、一つのデザインにあんなに集中出来たのは社会に出てから初めてだったしね。やっぱり自分はこの仕事が好きなんだなって再確認できたから。そういう意味じゃ、あれは無職だったからこそ獲れた賞だと言っても過言じゃないわ。おっと、二匹目ー」


 今度は先ほどより小ぶりの魚が上がってきた。


「気負わず適当に待ってた方がなんか釣れるんですよねー私」


 釣り糸の先の魚をキャッチすると、愉快そうに釣果を再びバケツに放り込む。


 気負わないこと。


 それは何も釣りに限らないのかもしれない。早く結果を出さなければとがむしゃらに頑張っていた自分に足りなかったのは、そういう余裕だったのかもしれない。

 いや、物思いに耽ってないで仕事しろ自分。この話を記事にしなきゃいけないんだぞ。


「ではちょっと話題を変えて、島での暮らしはどうですか。都市での暮らしとどんな所が変わりましたか?」


 新しい餌を付け直している彼女に次の質問を投げかける。生き餌の蓋を開ける度にそこから目線を逸らす朝陽さんがちょっと可笑しい。


「何よりも自炊するようになりましたね!やっぱり出来るだけ節約したかったし、都会と違って夜までご飯屋さん開いてないし。昔は料理って彼氏への見栄に作るだけだったけど今では料理が趣味です。あ、朝陽ちゃんのお母さんに習いに行ったりもするんですよ。こういう風に釣った手土産持って」


 今日の釣果を指差すその顔は本当に楽しそうだ。


「いやぁ、すみれさんは本当に逞しくなって......。ここに来たばっかりの頃なんて家は無いわ、めっちゃ暗い顔してるわで、正直自殺でもしに来たんじゃないかって思いましたもん」

「え、そんな風に思ってたの?」

「この世の終わり感出てました。だからあんなに世話焼いたんですよ」

「えーまじかー。だからしつこく絡んで来てたのか。私てっきり朝陽ちゃんが友達のいない寂しい子だから、新入りの私と仲良くしたいんだなって思ってたわ」

「うわ、超心外なんですけど」


 二人の会話にはなかなか混じる隙がない。田島さん、僕はどうすれば良いですか?

 水平線の上に浮かぶ入道雲を見上げて、僕は心の中で入院中の森のくまさんに問いかけた。




   7




 その後も二人の間でお喋りが盛り上がり、僕はもっぱら聞き役で終わった。


 要所要所で記事の為の質問に答えてもらったけれど、果たしてこれで記事が書けるのか。情報量だけは館長よりも多いが使えない部分が多すぎる。週刊誌なら痴情のもつれも面白かろうが、うちは丁寧な暮らしや心地よい生き方を標榜するライフスタイルマガジンなのだ。


 まあ、島に来た理由は上手いことぼかして、パッケージデザインを中心にすみれさんと町の人との交流を大筋に構成すればなんとかなる、か。多分。きっと。朝陽さんとのホームレス状態からの物件探しや、釣り具屋の六爺に弟子入りした話、海猫荘のおかみさん直伝の料理など、話題には事欠かない。


 移住して一年程度であそこまで地元の人達と馴染める、というのはそれはそれで一つの才能だろう。例えば自分が同じような境遇でこの島に来たとしても、あんな風に可愛がってもらえるかは甚だ疑問だ。いや失恋で離島に引っ越そうとは僕は思わないだろうけど。


 放っておけない人、というのは得だよなぁと常々思う。


 取材がひと段落して関さんと別れた後、僕は一人で町中を見て回ることにした。記事に使うための風景写真をいくつか撮っておきたかったし、少し一人になる時間が欲しかった。


 取材旅行というのは思いのほか誰かと居る時間が長いものらしい。人と会うのが苦手な訳じゃないけれど、僕は一人の時間が少ないと心の具合が軋んでくるのだ。

 関さんを取材した漁港は海猫荘のある中心部までは小山一つ超える距離があったので、町中までは車で送ってもらった。


「じゃあ私は観光協会に戻りますね。ここからなら海猫荘まで歩いて帰れますし、迷子になることもないでしょう。町の様子を撮るにもちょうど良いと思いますよ。参考までにこれどうぞ」


 朝陽さんはそう言うと車のダッシュボードから手書きコピーの観光マップを取り出した。


「夕飯の時間は夕方の六時なので、それまでには海猫荘に戻ってくださいね。すみれさん、食事に遅れるとうるさいですから」


 そう。取材の流れで今日は関さんも一緒に海猫荘で夕飯を食べる、もとい飲む事になったのだ。


「私の腕前見せてやんよ」

 そう自信満々に言っていたので今夜はお手並み拝見である。




 朝陽さんと別れて一人で町を歩く。

 道なりに進むと観光マップに書かれた通り、左手に神社が見えてきた。石造りの大きな鳥居には灯守神社と彫られている。鳥居をくぐると長い参道が伸びており、神社の建物自体はここからは見えない。鬱蒼と茂る木々と道がやや上り坂になっているせいで見通しが悪いからだ。僕は鳥居を撮影し参道を進む。


 ここは町よりもさらに緑の匂いが濃密だ。夏の日差しに浮かれた植物達が競い合うように成長している。静かだが生命の熱気を感じるようだ。生きる事にのみ集中するその潔さは羨ましくもある。人間は随分と面倒くさい生き物だよな、とまた厭世的な考えが頭をよぎった。


 ここ灯守神社の事は事前に少し調べていた。なぜならここは県の無形民族文化財とされている特別な神楽が行われる、この町の数少ない観光スポットの一つだからだ。この取材の最終日に開催されるお祭りで、その神楽を撮影する予定も立てている。


 誰もいない参道を歩いていると、肩に入っていた力がすっと溶けていくように感じた。やはり慣れない仕事で意識せずとも緊張していたのだろう。


 ふと昨日から凛に一度も連絡していない事を思い出した。


「ちょっとくらい連絡してよね。また無理してないか心配になるから」


 出発当日の朝、早朝なのでまだパジャマ姿の凛が玄関で僕に言い聞かせた。過労で倒れて以来、彼女は以前よりも心配を口に出すようになった。


 玄関で靴を履きながら僕は「子供じゃないんだから」と言ったけれど、案の定連絡を忘れていた自分に呆れる。


 不安にさせてるんだろうな。


 あの頃とは会社も働き方も変えたけど、一度体験した恐怖はなかなか忘れられるものじゃないのだろう。心労という意味では、意識を失っていた僕なんかより凛の方が何十倍も辛かったはずだ。


 さらに小さく震えていた母の肩も同時に思い出す。

 思いがけないトラウマを恋人に、家族に与えた責任はこれからの人生で返していかなければなるまい。


 神域の厳かな雰囲気のせいか、思考がやや大仰な方向に流れていったけれど、とりあえずスマホでメッセージを送信する。連絡を忘れていたことへの謝罪と、元気で居ることを伝える短いメッセージ。


 一分もしないうちにスマホが着信を告げる。そこにはそっぽを向いたキャラクターのスタンプが一つ。


「ははっ、やっぱり怒ってるかな」


 画面上のシンプルなキャラクターの向こう側に、不満顔の凛が見えるようだ。


 再び詫びる気持ちを込めて、ここへ来る途中の船上で撮った写真を送る。二つの青が混じり合った水平線の写真。いつか二人で船旅でもしようというメッセージを添えた。


 すると今度は頷く仕草のキャラクターが送られて来た。それに返事を書いていたところにもう一言送られてきた。


《二人で船旅に行けるのなんていつになるのやら。秋人は出不精だからなー》


 まだ少しご機嫌が斜めそうな彼女を取りなすように「美味いお土産買ってくから待っててよ」とやりとりを締めくくった。

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