第一章 あの日の残滓(8〜9)

   8



 そんな経緯で今、僕はフェリーに乗って離島へと向かっている。


 波間に反射する太陽が眩しくて目を細めると、瞼の裏で「待ってる」と言った凜の顔が頭をよぎる。


 何が引っかかっているのかわからない。しかし喉に小骨が引っかかっているような、何か見逃しているような微かな違和感を感じていた。


 やはり結婚記念日の事が尾を引いているのか、それとも気付かないうちに僕が何かやらかしたか。まさか本当に浮気を疑っているわけじゃないだろうけど......。


 結婚して二年。


 凜の事なら何でもわかる気になっていたけど、自惚れだったのかもしれない。夫婦と言っても究極的には他人だ。考えている事全てはわからない。


 結局人はどこまで行っても孤独なのかもしれない。


 何もかも小さな事だと笑い飛ばすような大海の上で、僕はまたもや厭世的な思考に陥り始めていた。


 そんな時、他の乗客が甲板に上がってくる気配を感じた。階段の方から二人の女性の会話が聞こえてきた。


「付いてこなくて良いって言ってるじゃん」

「えー、お姉ちゃんも丁度外出たいなって思ってたんだってー。それにほら、美夜一人だと危ないかもしれないでしょう」


 穏やかな天気とはいえ海の上だ。波と風とエンジンが轟々と鳴り響く甲板の上なのだが、その高めの声はよく聞き取れた。


 まず上がってきたのは高校生だろうか、制服姿の女の子だ。次いで大きな麦わら帽子を被った女性が後に続く。こちらはジーンズにTシャツというラフな格好だ。女性の年はよくわからないけれど、大学生くらいだろうか。


 会話からして恐らく姉妹なのだろう。


 制服の妹の方は機嫌が悪いようで、後ろの姉を振り返りもせずにずんずん歩き、僕の横を通り過ぎていった。


「ねぇ美夜ってばー」


 追いかける気があるのか無いのか、麦わらの姉の方はのんびりと妹の後を付いて行く。


 姉妹喧嘩だろうか。いや、それよりは反抗期の娘を構う親のようにも見えたけれども。一人っ子の自分に姉妹の距離感はよくわからない。


 姉の方も僕の横を通り抜けて舳先の方へ向かう。僕はなんとなくその後ろ姿を目で追った。するとそこで一迅の突風が吹いた。


「あ」


 その声が僕の声だったのか彼女の声だったのかはわからない。


 突風は彼女の麦わら帽子を奪い去り、こちらに向かって飛ばした。僕の顔に向けて、目隠しするような角度で。反射的に手を伸ばす。


 瞬間、確かに麦わら帽子を手に掴む感触があった。


 しかしそれと同時に、明らかに麦わら帽子よりも重量のある何かが僕に衝突して、思い切り尻餅を付いてしまった。甲板は固く、とっさに受け身を取ろうとしてぶつけた肘がものすごく痛い。


「って。いったい何が......」


 眼前には麦わらを被っていた彼女の顔があった。僕が彼女に押し倒された格好だ。いや、まるでタックルを食らった形なのでラブコメで見るような体勢ではない。


「わっ、ご、ごめんなさいっ。私帽子を取ろうとして、それしか見てなくて」


 ぱっと身を離した彼女の左手にはしっかりと麦わら帽子が捕まえられていた。僕の方はぶつかった衝撃で帽子から手を離したようだ。


 麦わら帽子で目隠しされた格好だったので良く見えなかったが、あの突風で飛ばされた帽子に追いついて掴み取るなんて凄まじい反射神経だ。


「いや、大丈夫大丈夫。帽子無くさなくて良かったですね」

「はいっ良かったです」


 まるで周囲も明るくするような眩しい笑顔だった。


 尻の骨はじんじんと悲痛な痛みを主張しているが僕も男だ。見知らぬ女性の為にそれくらいの我慢は出来る。痛みを悟られないように努めて立ち上がる。


「もう良いから、さっきの妹さんを追いかけた方が良いんじゃない?」

「あ!そうですね、そうします。それじゃあホント、すみませんでした」


 今度は飛ばされないように麦わらをぎゅっと手に持ち、彼女は妹を捜しに行った。

 それを見送ったところで、ふと爽やかな香りが鼻先をかすめた。


 これはオレンジ?それともシトラスだったか。ぶつかった際についた彼女の残り香だろう。その甘酸っぱい、夏の太陽を思い出させる香りに懐かしい胸の疼きを感じたけれど、直ぐに心の中でそれを否定する。


「全く、凛が浮気がどうとか言うから......」


 苦笑混じりに呟いたが、その呟きも潮騒の中に埋もれていった。





 乗船して三時間以上が過ぎたところで下船準備を促す館内放送が流れた。窓の外を見ると、諸島に連なる小さな島がいくつか視認出来た。


 僕は再び甲板に上がる。進路の先にうっすらと港らしきものが見えた。新しい土地を前に、自分の中の童心がむくりと起き上がる。新しい場所にはいくつになってもわくわくする。


「あれが白崎港か」


 あの港が目的地である町唯一の玄関口だ。島には空港が無いため港が移動と物流の要になっているのだ。


 目的地の名前は日森町。


 この町は諸島の中でも特に大きな二つの島、その中間にぽつんと浮かぶ島にある町だ。諸島の中で人間が生活しているのはこの三つの島だけである。本州から見て近い順に、前島、中島、後島と呼ばれている。


 日森町のある中島は車で二時間もあれば一周出来るほどのコンパクトな島ながら、なだらかな起伏の山林や、放牧に適した草原、豊富な海産資源を有している豊かな島だ。


 観光が主産業ではないが、夏には海に山にと自然での遊びを満喫出来るサマーキャンプを企画しており、毎年本州の子供たちが数多く参加する人気イベントになっているらしい。周囲は海に囲まれ人口も多くない日森町の夜空は、さぞ星が綺麗だろう。夏休みの思い出として百点満点だ。


 到着を予告するアナウンスが流れると他の乗客たちが身支度を始めた。缶ビールとおつまみを広げ、昼間っから酒宴に興じるお年寄りグループは緩慢な手つきでゴミを片付けている。家族連れの母親は子供たちにトイレを済ませておくようにと注意していた。


 俄かに慌ただしくなった船内で、僕は港が近づいてくる様子をぼんやり眺めていた。乗船中にスーツケースを開ける気は起きなかったので、片付けるべきものもない。


 ぼぉー、ぼぉー、と身体の芯が震えるような汽笛の音が響く。


 ずっと感じていた振動が止まり、船のエンジンが停止するのがわかった。港に着いたのだろう。気の早い乗客は我先にと出口へ向けて足を早めていた。バタバタバタと僕の横を通り抜けていく。


 その忙しなさが東京を思い出させて、いささかげんなりさせられる。こんなにのどかな土地に来てまで行列に並ぶ気が起きない。


 誰も居なくなるまで待っていたら、どうやら最後の乗客になったようだ。僕の他に下船する人は見当たらない。


 出口をくぐると、乗船時と同じように船と港の間には簡単なタラップが架けられていた。係員に「足下お気をつけて」と注意されながら無事渡りきる。


 数時間ぶりの地面を踏みしめて顔を上げると、立派な木造建築が出迎えてくれた。この港の駅舎のようなものなのだろう、船着き場から建物へと誘導され中に入る。


 建物の内部に入るとまず目に入るのは日森町を一躍有名にしたポスターだった。このポスターを前にすると「日森町に来たんだ」という感慨が沸いてくる。やはり賞を穫るようなクリエイティブにはそれなりの力があるのだ。


 昔を思い出したことで、ついネガティブな気持ちになりかけたけれど、無理矢理思考を中断する。今日は仕事だ。気落ちしている暇はない。


 白崎港は町の玄関口だが、役場がある中心部とは若干の距離がある。


 ここに来るのは恐らく今と帰る時だけだ。使うかはわからないが素材として港の写真も撮っておいた方が良いだろう。僕はスーツケースの中から一眼レフカメラを取り出す。カメラのずっしりとした重量感が、心を仕事モードに切り替えてくれるのがわかった。


「よし」


 観光案内所の受付で撮影の許可を取り、最終的な記事を想像しながら写真を撮っていく。吹き抜けの高い天井にシャッター音が反響する。


 すると先ほど受付で話したお姉さんがこちらに近づいて来た。


 何かまずい事をしたかと身構えるが「あの、もし町へ行くなら次を逃すとバスは一時間後まで来ないのでお気をつけください」との事だった。


 僕は「ありがとうございます」と笑顔でお礼を言った。親切なお姉さんのおかげで僕は乗り遅れずに済んだ。


 バスは港を発進し、広くはない道をそろそろと進む。

 港周辺の住宅街を抜けると民家はまばらになり、小さな畑や自然の木立が生い茂る道が続く。


 ゆるやかな勾配があるようで、いつの間にか港は目線の下の方になっていた。小高い丘の斜面を登っているらしい。船から降りた時は大きな港だと思ったが、眼下にすると驚くほど小さく見えた。その向こうに広がる海との対比のせいかもしれない。


 バスの乗客の大半が同じ船で来た観光客のようだ。


 船内で見た覚えのある顔を何人か見つけた。しかしバスの中にあの麦わら帽子と制服の姉妹は居なかった。


 まあ、明らかに地元の子達だったしな。

 港の近くに住んでいるか、または港に自分たちの車か、知り合いの迎えがあったのだろう。


 ずっと木々に遮られていた視界が開けると、そこには風光明媚な田園風景が広がっていた。日差しを一身にい浴びる稲の新緑が眩しい。さわさわと揺れる稲の葉が風の形を教えてくれる。


 都会ではもう見られない美しい光景を前に、僕は感嘆のため息を漏らす。

 この景色は後で必ず写真に納めよう。


「次はー、日森町役場ー、日森町役場ー」


 運転手が気怠げな声で次の停留所を告げる。


 降車ボタンを押して、再び窓の外に目をやると田園の向こうに他よりもやや大きい建物が見えた。役所というのはどこも似たような雰囲気を感じさせるのは何故だろう。


 あれが日森町役場に違いない。



   9



 役場前で降りて道なりに進むと、目的の民宿は直ぐに見つかった。


 流行りの古民家ゲストハウスに見えなくもないが、一見しただけでもわかる年月の積み重ねが、リフォームや再利用ではなく長く大事に使われてきた建物だという事を物語っている。


 紺色の瓦屋根が目印の木造二階建ての建物で、Lの字型の作りになっており内側に小さな庭がある。Lの短い方の先端が大通りに面した宿の入り口になっており、奥の方には宿の主人達の住居があるようだ。


 宿の入り口には黒い木材に白文字で「海猫荘」とかかれた看板が掲げられている。おそらく店主の手作りなのだろう。入り口からちらりと見える庭にも手作りとおぼしき丸太の椅子やテーブルが置かれていた。


 今日みたいな天気の良い日にあそこで飲む一杯は格別だろうな。そんな事を考えながら、玄関の引き戸をスライドさせた。ドアに付けられた風鈴がからんころんと小気味良い音を響かせる。


 出迎えてくれたのは一匹の猫だった。


 背中側が黒、お腹側が白という毛色で、玄関の上がりがまちで丸くなっていた。入ってきた僕をちらりと見やると、眠たげに大あくびをした。


 一瞥したきり、こちらには見向きもしない。


「えーっと、入っても良いんでしょうか」


 黒い耳がぴくりと動くも、丸まったまま動く気配はない。


 くすり、と誰かが笑う気配がしてそちらに顔を向けると、そこには壮年の女性が立っていた。おそらく海猫荘の女将さんなのだろう。青地に白い鳥のシルエットが入ったエプロンを付けている。きっとあの鳥は海猫だ。


「ごめんなさいねぇ、そこはオセロの定位置になっていて。いらっしゃいませ、お名前伺っても良いかしら」


「田島さんの代わりに泊めてもらう予定の星野です。今日からお世話になります」

「あぁ、あなたが星野さん。承ってますよ。ほらオセロ、ちょっとあんたどきなさい」


 その猫、オセロは頑として動くまいと無視を決め込んでいたが、奥さんに持ち上げられると、みゃあ、と抗議の声を上げて廊下の奥に消えていった。


「オセロって名前ぴったりですね」

「ふふ。センス良いでしょう。名付け親はうちの下の娘なの」


 女将さんはそう屈託無く笑うと、僕を部屋に案内した。


 僕の部屋は二階の角部屋で「カモメ」と書かれたプレートが下げられていた。一つ手前の部屋は「カワセミ」で一番大きそうな奥の部屋には「ウミネコ」と書かれている。女将さんから木製のキーホルダーがついた部屋の鍵も受け取った。


「トイレは部屋を出て、階段手前の正面の扉です。一緒に洗面所とお風呂も付いてるから必要だったら使ってくださいね。あぁ、でも折角ならちょっと歩いたところにある銭湯の方が良いかもしれません。その他何かあったら、私は一階に居るから声かけてくださいね」


 手慣れた説明をして女将さんは階下に降りていった。


 部屋は畳敷きの和室にローテーブルがひとつ。その上に電気ポットと湯呑みとお茶菓子が置いてある。一人で使うには十分な広さだ。


 入り口から左手にある襖の中には、上段はクローゼットとしてハンガーがいくつかあり、下段には布団一式が入っていた。旅館のように寝間着が用意されてはいないけれど、ジャージを持ってきたので問題はない。


 部屋の入り口から正面にある窓からは、先ほど歩いてきた道路が見下ろせた。どうやらこの部屋は玄関の真上から少し横にずれた位置にあるらしい。


 目線を上げるとそこには緩やかな稜線を描く山が連なる。まだ高い日差しに照らされた山々はその強い陰影により黒に近い緑色に見えた。


 あれが先ほどバスで越えてきた山だろうか。


「さて、と」


 気持ちが緩んでしまう前に、スーツケースから機材を取り出して一つずつ点検していく。幸い忘れ物や壊れたものは無く、僕はほっと胸をなで下ろした。


 続けて明日からの取材内容を確認する。


 田島さんの資料では取材先へのアポはもう取っているが、急な予定変更もあり得るから、案内役の人と相談して臨機応変に対応せよとの事だった。地元の人が協力してくれるのは正直有り難い。


 案内役を買って出てくれたこの宿の娘さんは、今は町の観光協会に勤めているらしい。


 話の順番としては、田島さんが取材の下準備として観光協会に連絡をして、応対したのがその娘さんだった。話の流れで彼女は案内役を引き受けると共に、実家が営む宿屋をちゃっかり勧めたという事だった。


「電話越しだが明るい雰囲気の子でなぁ。宿の目星は他に付けてたんだが、面白そうだからその子の所に変えたんだよ」


 そんな風に田島さんは自分が行けない事を悔しがっていた。どんな人か不安もあったけれど、先ほどの女将さんの娘さんならきっと良い人に違いない。


 一通り確認作業も終わったところで緊張の糸が緩んだ。


 あとは娘さんに挨拶する事だけだ。今日は実家であるこの宿に帰るので待っていれば良いと聞いていた。観光協会の仕事が終わる夕方までは、まだ時間がある。


 僕は座布団を枕にして畳の上に寝転がる。目を瞑ると微かにカエルの声が聞こえた。網戸にしてある窓からは心地良い風がそよぐ。


 窓からの風が気持ち良いなんて思ったのは、何年ぶりだろう。


 この季節、東京の自分の部屋では窓を開けても入ってくるのは湿った生ぬるい空気であり、湿度が上がるだけでちっとも涼しくはならない。締め切ってエアコンに任せるのが一番快適だ。


 他愛の無い事を考えながら少し横になるだけのつもりが、慣れない船旅で疲れた身体はあっという間に眠りに落ちた。




 トントントン、というノックらしき音で目が覚めた。

 部屋はすっかり暗くなっており肌寒い。起き上がって二の腕をさするとほんのり冷たい。


「星野さん、いらっしゃいますか?」


 女将さんの声だ。再びノックが繰り返される。僕は急いで部屋のドアを開ける。


「すみません、いつの間にか寝ちゃってたようで」


 僕は若干気まずい顔を向けながら目尻をこする。


「こちらこそ寝てた所ごめんなさいね。朝陽が、あ、娘が帰ってきたのでご挨拶したいそうなんだけど大丈夫かしら。一階の共用リビングでご飯食べてるんだけど」

「わかりました。直ぐに行きます」


 返事を聞いて女将さんは階下へ戻っていった。仕事相手との初対面だ。寝癖を手櫛で整えて一応鏡でチェックする。スマホと名詞入れと部屋の鍵をポケットに突っ込んで、僕も一階に降りた。


 どうやら食事をしているのは娘さんだけでは無いようで、賑やかな声が階段にまで聞こえてきた。小さな子供の声がする。家族連れでも泊まっているのだろう。


「ねぇねぇっ、じゃあお姉ちゃんはイルカさん見たことあるの?」

「うん。ここからのフェリーでもたまに見かけるよ。さっちゃんも見られると良いね」

「ホントにいるんだ!ママ、イルカさんいるって!」


 リビングでは夫婦に女の子の家族連れと、若い女性が談笑しながら食卓を囲んでいた。女性はこちらに背中を向けて座っていて顔は見えない。


 多分、あれがここの娘さんだろう。


「あの、すみません。鳴海朝陽さんでしょうか」


 おや。振り返った女性の顔を見て僕は驚く。

 船で会った麦わら帽子の彼女だった。つい昼間の出来事なので流石に顔も覚えている。


「あれ、もしかしてあなたが取材で来るっていう星野さん?」


 向こうも気付いたようだった。


「えぇ、まあ。あ、田島さんの代理で来た星野です。滞在中お世話になります」


 驚きで気の抜けた挨拶になったけれど、僕はサラリーマンの習慣として名刺を差し出しながら挨拶をする。


 彼女は「こちらこそ」と慌てて立って、ポケットや鞄を探るが名詞は見つからなかったらしい。漫画だったら「ありゃりゃ」とでも書き文字されそうな表情でこちらを伺う。表情が良く変わる人だ。仕切直しといった仕草でこほんと咳払いをすると、彼女は満面の笑顔と片手を僕に差し出した。


「ごめんなさい今名刺持ってないみたいで。観光協会の鳴海朝陽です。短い間ですが、どうぞよろしくお願いします」


 唐突な握手に戸惑いながらも、僕はその華奢な手をそっと握る。

 ふわりと、再び夏の香りがした。

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