第278話 打ち上げの約束
『はう! 食らうのです!』
『グオオオオオオ……!?』
“カタコンベ”
「このままのペースでいけば、明日には踏破できそうだなあ」
[シン]がこの階層の
だけど、この“カタコンベ”
いや、『ガイスト×レブナント』のメインシナリオでは、“カタコンベ”
だから、この
実際『攻略サイト』のコメント欄にもあったけど、『“カタコンベ”
まあ、俺としては楽でいいけど。
すると。
「チョット! 気を抜き過ぎなんじゃないノ!」
オークマミーを[スヴァローグ]がハルバードで一刀両断にし、プラーミャが不機嫌そうに詰め寄ってきた。
「ホホ……じゃが、地下第一階層からここまで、ミイラの
扇で口元を隠しながら、土御門さんは優雅に微笑む。
というか土御門さん、ナイスフォロー。
「さあ、この階層にはもう用はありません。先に進みましょう」
「「「はい!」」」
氷室先輩に続き、俺達も地下第二十八階層への階段を下りる。
「……この階層を攻略したところで、今日は終わりですね」
スマホ画面を眺めながら、氷室先輩がそう告げた。
あ、もうそんな時間か。
「ホホ……明日でこのチームでの攻略は終わり、かの……」
すると、土御門さんが少し寂しそうな表情でそう呟いた。
「そうネ……ヨーヘイ、この次はどうするノ?」
「んー……特に何も考えてないんだよなー……」
一応、二周目特典の五つの
かといって、アレイスター学園内の
そんなサブイベント用の
だって考えてもみろよ。俺は二周目から仲間に選べる
立花は主人公だからメインもサブもないし、加隈は主要の仲間キャラなので立花と同じ。氷室先輩はパッケージには描かれていないことからも、扱いが悪い。
プラーミャは名前しか登場しないキャラだし、土御門さんは“南山”
ハア……二年生になったら、[シン]のも含め、次のサブイベントがあるんだけど。
やっぱり、無難に二周目特典の
「とりあえず、どこか目ぼしい
「フフ……期待してるわヨ?」
おっと、意外な言葉が返ってきた。
「いや、その『期待してる』って何だよ?」
「だっテ、ヨーヘイが連れて行ってくれる
「ああー……」
まあ、こんな
でもそれは、俺が『攻略サイト』を知っているからそう言えるだけなんだけどな。
そう……俺が他のみんなより優れているのは、この『攻略サイト』だけなんだ。
だから、
「ま、そうはいってもこのチームでは初めての
俺は[ポリアフ]の【スナイプ】で
「明日……であれば、踏破した後に時間を作れると思います」
「よし! じゃあ決まりですね!」
俺は口の端を持ち上げ、パシン、と拳で手のひらを叩いた。
「ホホ……なら、明日は気合いを入れねばのう?」
「フフ、だけど
こうして、地下第二十八階層の攻略を終えた俺達は、“カタコンベ”
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