第76話 4人でのレベル上げ

 4人でお互いのカードを見せ合い、状況を確認します。


 そうそう、因みに僕とセシルの現状というと?


 <名前:デルク・コーネイン>


 <種族: 人間>


 <年齢: 12>


 <性別:男の子>


 < LV:   7>


 <職業:遊び人Lv6:遊び人Lv6:遊び人Lv6>

 <選択職業:商人Lv5:魔術師Lv3:採掘士Lv5>


 <力 : D>


 <体力 : D>


 <知力 : A+>


 <精神力 : B+>


 <俊敏 : C>


 <魅力 : B>


 <運 : A>


 <保有スキル>


 鑑定    Lv5

 鍛冶    Lv4

 道具作成  Lv6

 剣術    Lv3

 投擲術   Lv2

 採取    Lv6

 採掘    Lv5

 料理    Lv3

 調理    Lv3

 薬剤士   Lv2

 空間魔法  Lv3

 回復魔法  Lv1

 水魔法   Lv2

 火魔法   Lv2

 風魔法   Lv1

 土魔法   Lv3

 錬金術   Lv4

 付与    Lv4

 これ以上の表示は不可


 <特殊(ユニーク)スキル及びギフト>

 ジョブチェンジLv6・ジョブチェンジLv6・ジョブチェンジLv6


 ???


 <称号>


 <所属>


 無し




 <名前:セシル・ヴァウテルス>


 <種族:   人間>


 <年齢:   11>


 <性別: 女の子>


 < LV:   5>


 <職業:神聖騎士>


 <力 : F>


 <体力 : D>


 <知力 : C+>


 <精神力 : C>


 <俊敏 : E>


 <魅力 : A>


 <運 : E>


 <保有スキル>


 剣術    Lv7

 回復魔法  Lv6

 浄化    Lv5

 身体強化  Lv3

 料理    Lv6

 調理    Lv6


 <特殊(ユニーク)スキル及びギフト>

 大器晩成


 <称号・賞罰>


 神聖騎士


 <所属>



 無し



 あれから僕とセシルもレベルが上がり、今ではレベル7とレベル5。

 そして僕ですけど、遊び人のレベル表記が他の人と違うようで、3つのレベルが出ています。

 どうなんだろうこれ?

 そして今まで表記のなかった部分があります。

 選択職業。

 他の3人にはありません。

 これは遊び人独自?


 僕の現在選択している職業が表記されているようです。

 これって他の職業レベルはどうやって確認するのでしょう?


 出来れば今まで選択したジョブ全ての表記も欲しい所なんだけど。


 そしてお互い凄いな、とか、何これ!とかなっています。

 しかし4人になったとはいえ、このままではダンジョンを脱出できません。

 こうなるとする事は1つ、ひたすらレベル上げ!

 このまま地上へ運よく戻れたとして、周囲の誰かに殺されるでしょう。

 なので自衛の為にも、そしてダンジョンを実力で突破するにもここはレベル上げ一択です。


 で、僕は囲いを再制作しています。

 まあ部品はあるので、今後は4人で使えるようにと少し大きめに、そして4人分の持ち手等を設けます。


「流石はデルクだな!こんな道具、本職の職人でも難しいぞ!」

 レイナウトが褒めてくれますが、嬉しいけど何も出ませんよ?


「セシルちゃん、いい旦那さんゲットできてよかったね!」


 ちょっとロースは何を言ってるのかなとは思うけど、セシルそこで激しくうんうんしない!

 何度も触れているけれど、つり橋効果!

「はあ・・・・この先思いやられるね、お互い鈍感相手だと!」


 鈍感?何の事でしょうか?

「ロースも大変。レイナウトも相当鈍い。」


 レイナウトも?もう1人は誰?

 まあそんな事はいいんです。


 囲いが出来上がり早速中に入り、4人で試します。

 今回はレイナウトがフライの魔法を使ってくれるので楽なんです。

 そしてそのまま魚のエリアに。


 僕もフライを使い、囲いを制御します。

 魚がぶつかって囲いが転倒したら大変です。

 で、全方向から激しくぶつかってくる魚。

 驚くレイナウトとロース。


 因みに魚を討伐できた時、囲いに触れていれば、それぞれに経験値が入るようです。

 これに関しては色々検討する余地があり、たぶん冒険者ギルドでパーティー登録をすれば、4人へ均等に経験値が入るのでしょうが、今はこれしか手がありません、たぶん。

 何か忘れているような気もしますが、現状で充分なのでこれでいいでしょう。


 そして半日ほどこうして魚を仕留めていると・・・・勝手に魚が囲いにぶつかり、勝手に仕留められるのでどうかとも思いますが、早速レイナウトとロースはレベルが上がったようです。

「何だよこれ!反則じゃないか?こんな下層の魔物を簡単に仕留められるとか。もうレベル上がったし!」

「そうよ!今までの苦労は何だったの?」


 まあそうなんだけどね。だけどズルだろうが何だろうと、今できる事をするしかないんです。

 まともに戦って、とても仕留める事が出来るようには思えません。

 囲いがなければ間違いなく直ぐに死にます。


 ですがこの囲いも僕のスキルを用いて作った立派な道具。

 別に武器や魔法でダンジョンの魔物を仕留めないといけない!という決まりはありません。

 未だかつて誰もした事がないかもしれないこの戦い方。

 だけど実際効果はあるんです。


 そう、気にしたら負けなんです!

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