まさかの職業【遊び人】に！ だけど成長したらどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした！

第21話 錬金術師と付与師について

　このアイテムを自分でもし作ろうと思えば、先ずミスリルがいるようです。

　ミスリルは金さえあれば何とかなると思いますし、ダンジョンの比較的浅い階層でも、極少量ながらミスリルは採取できるという噂もあります。

　あと問題なのが錬金術と付与のスキルです。

　今日はもうレベルアップし、2回ずつジョブチェンジをしているので、もうジョブチェンジはできないと思います。

　錬金術師と付与師という職業があるので、明日ジョブチェンジしてみてこれらを何とかすれば作る事は可能なのかな？

　幸い鑑定はありますし、道具作成のスキルも既に取得済み。

　今後はどうやってジョブチェンジを活用するかですが、先ずはレベルを上げればいいと思うのですけれど、その中でも商人のジョブをある程度先行しレベルアップさせるのが良い・・・・のかな？

　何故最初に商人を選択したのか謎ですが、ひょっとしたらトゥーニスさんは表の顔は商人という可能性がありますね。

　トゥーニスさんはお店を構えているのでしょうか、ここではない場所で。

　そんな事を考えていると、いつの間にかヴィ―べさんが戻ってきていて、

「おーいデルク、飯だぞ飯！」

　そう言えばお腹が空いたような。

「ほらさっさと行く！お腹を空かせていては集中できないわよ？」

　あ、リニさんも戻ってたんですね。

「こう寒くなると、冷えるのよね。困っちゃうわ。」

　そう思うのでしたら短いスカートを止めればいいのに。

「そこは女子力アップなのよ！」

　よく分からないですが、女子力って何ですか？

　・・・・

　・・・

　・・

　・

　ここは食堂でいいのかな？3人で食べてます。

　そう言えばあれからずっとトゥーニスさんを見ていないなあ。

「トゥーニスさんを見ませんが、あの方は何をされているのですか？」

　僕は食事をとりながら2人にさり気なく聞いてみます。

　2人は顔を見合わせています。

「ああうん、一応あの人貴族だから直接労働はしていないんだよね。ただ、別の場所に店を構えていてさ、一応商会を経営している。」

　ヴィ―べさんが教えてくれましたが、何の商売なんだろう？

「あの、何をされてるのですか？」

　もう一度聞いてみます。

「それ聞いちゃう？」

「リニさん、僕は何も知らないんですよ。」

「まあ歓楽街？」

「歓楽街って？」

「そ・・・・そんな事を女の口から言わせないの！」

　リニさんが怒ってます。

「まああれだ、娯楽だよ娯楽！」

「娯楽って何ですか？カジノか何かですか？」

　世の男共は賭け事が好きですから・・・・でも、そうなるとよくある飲む打つ・・・・買うだっけ？

　酒を飲んで、賭け事をして、あとは女の人と何やら・・・・

「まあそんな所だ、なあリニ？」

「わ・・・・私に振らないでよ！」

　うわ・・・・リニさん顔が真っ赤ですよ・・・・何でですか？