第13話 兄弟子
「おい誰かいるか?」
トゥーニスさんが何処かに呼びかけると、1人の少女と遅れて1人の少年がやって来きます。
「新たな遊び人だ。名はデルク。驚く事にサードジョブまで全て遊び人だ。まあそれはいいか・・・・1週間、ここの事を色々教えてやってくれ。」
「ええー?まだ子供じゃない?」
僕よりは少し年上だと思うけれども、貴女もまだ子供ですよね・・・・
そして後ろからげんこつが・・・・ゴンッ!
「い・・・・いたたた・・・・何もげんこつする事ないじゃない!」
「トゥーニスさん、後は僕達がやっときますから、もう戻った方がいいのでは?」
「おっとそうだった、つい時間を忘れていた・・・・デルクに部屋の案内を頼むぞ?食事場所や風呂の場所もだ。ダンジョンには1週間後から向かえばいい・・・・」
「はいはいさっさと行く!」
「何もお尻を蹴る事ないじゃないか・・・・そんなんだからいつまでたっても彼氏が出来ないんだぞ?」
「うっせえ!くそ親父!早く行きやがれ!」
「じゃあデルク、この2人が言う事は・・・・正しいと思った事だけ聞いておけよ?無理な事や、嫌な事は無視していい・・・・」
「早く行け!」
・・・・えっと何でしょうかこの2人は。とても仲良しに見えますね。
「おっとすまないね、僕らも遊び人さ。だからと言ってこいつと遊ぶ気はないんだがな?」
・・・・そう言ってお尻を触るのは何故?
「きゃあ!人のお尻をどうして触るんだよクソガキが!」
「色気も何もない尻を触ってもな・・・・」
「何を!尻は兎に角ほら!もう胸は膨らんできているんだから!」
・・・・確かにこの女性?女の子?少し膨らみがあるような?
「え?どれだ?」
「ほらここ!」
むんず!
「ぎゃあ!何揉んでんだあ!」
「あ、本当だ、少し胸あるわ、これは・・・・」
そして僕が驚く間もなく高速土下座?
「すまん・・・・まさかお前の身体が女になっているなんて知らなかったんだよ・・・・」
「ふん!毎日見ているくせに・・・・」
・・・・何ですかこの2人は?恋人土同士?
「あ、ええと・・・・その、お2人は恋人同士なのですか?」
「「違う」わ!」
見事なハモりっぷり・・・・息ぴったりですね。
「あ、すまないね・・・・僕はヴィーベ・クンスト、14歳だ。こっちのがリニ・ゾンネフェルト、13歳だ。」
「何勝手にレディの年齢教えているのよ?」
「レディって・・・・まだ子供じゃないか!」
「あ、そこの君、デルクっていうのね?これから5年間、ここで暮らすんだってね?まあ私らはあと1・2年でここを離れるけど・・・・それまで仲良くしましょ?それにしても・・・・3つやっちゃったか・・・・」
・・・・何からどうしたらよいのでしょうか?
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