ハンドアウト・キャラクター

===PC1 「勝利へ導くもの」===

エックス=トゥーサウザンドシックスハンドレッドサーティーフォー


 極度のバカなナイトメア。21歳。男性。親がどこに行ったのかは知らない。

 幼少期から迫害とかを受けていた気がするけどバカなので気にしてない。いじめようとしてきた奴はバカなので「喧嘩だな! 負けねえぞ!」と言いながらボコった。


 そんな生き方をしていたら当然周囲の大人からも嫌われ迫害されるが、バカなので手を出してくる奴はとりあえず「大人だろうが俺は負けねえぞ!」と言いながらアウトレンジで石投げてボコった。ここまで小学生時代。


 特になりたい職もなく、また腕には自信があったので幼馴染とともに軍に志願した。

 プレアデス姉妹にマギシューマウント取られたのが悔しかったので頑張って知力を伸ばしたが、マギテック技能への習熟が壊滅的だったため「そんなピコピコに頼らなくても俺は戦える!」と言いながら弓の技を磨いている。


 リーダーは『己への確かな自信』を活かして指揮を執ることが士気にかかわるため、そもそも自分のことを疑わないこいつに白羽の矢が立った。

 指揮をするときのエックスは小難しい言葉を話すが、要約するとすべて「その場のノリと雰囲気で何とかしろ」となる。


 苗字のトゥーハンドレッド(略、2634)の由来は家の住所の番地。26-34





===PC2 「力を求めるもの」===

ボトリオスフェリヒドロフラン=リアノダンジテルペン=ダンシェンスピロケタールラクトン=ノブナガ


 リルドラケンとドワーフのハーフである(ノブナガの種族はドワーフ)。男性。

 前世は織田信長である。前世から信長は召異魔法の才能があった。信長はその力を周りには隠しながらも、徐々に鍛えていった。そして、ある日、その力を解放した。

 魔王信長の誕生である。信長25歳。このころには、小規模ながらもすでに、異界の門を召喚し、魔神を操ることができた。

 この力を、天下統一のために磨き続けて、49年。信長はもうじき人生の節目を迎えようとしていた。しかし、そんな戦乱の日々に気づく。天下統一の先がないことに。

 それと同時に、自身が歩んできた人生を振り返り、これからが虚しくなった。そんな中、起きたのが本能寺の変である。信長は、この世界に絶望した。

 そして、一か八か、次の世界へ託すことを決意した。焼け落ちていく本能寺の中。信長は異界の門を召喚した。そして、それをくぐる。扉をくぐった瞬間。肉体は分解されたが、魂は転生した、別の世界で。

 こうして、このラクシアの世界に舞い降りた。


信長の家系

 純粋な帝国兵士の家系。母、父ともに帝国兵士であり、兄弟は弟が1人いる。

信長が5歳のころに、前世の記憶が蘇り始める。ちょうど、兵士になるための鍛錬が始まったころだった。記憶が戻るにつれ、経験の圧倒的な差により、同世代を圧倒する。

 しかし、種族のせいで、前世のような機敏な騎乗術は失われており、前世とは違う力をつけることを決意する。

 信長が10歳のころ、弟が生まれる。このころには、前世の大部分の記憶が戻っていた。が、召異魔法のことは思い出せずにいた。記憶に 残る穴。自分はいったい、どのような力を使い、天下統一目前まで行ったのだろうか……それは思い出せなかった。

 弟の面倒は見なければならない。兵士として、帝国の駒として立派にしなければならない。前世は自身が頭として、天下の統一を目指した。今世は、帝国の忠臣として働くのも悪くはない……道を違えるまで。

 弟には、『帝国』ではなく、自身のいうことを聞くように刷り込んで鍛えた。誰もそのことには気づいてはいない。万が一だ。備えは悪くない。国が自身を裏切らないとも限らないのだ。杞憂で終わればそれでいい。

 信長は、帝国兵士として育てられる間に、家訓も教わった。『穢れは許すな。滅せ』

 帝国の国教はティダンだ。それならばアンデッドではないのか? 否。戦争で死、穢れた魂はアンデッドとなる。ならば、根本的な穢れから許してはならないのだ。そう教わった。

 まるで洗脳のように。幼いころの刷り込みだったのだろう。しかし、信長は既に完全に自我を確立していた。が、教えのように行動しなければ怪しまれる。

 ちょうど、学園の同学年、同じクラスにナイトメアがいた。こいつを蔑んでおくことで、ごまかしておこう。後に同じ隊(しかも隊長)となる人物を虐め始める。が、対象の頭が空っぽだったため、大したことはなかったようだ。

 そして、信長21歳。D小隊としての任務が言い渡される……嘆き……? いや、前世の……いや、前世を超える。力を求める旅が始まる。



座右の銘

理想を持ち、信念に生きよ。力を求め、大成を成せ。


・好きなこと 自己鍛錬 武具の手入れ

・嫌いなこと 裏切り

・好きなもの 忠実な駒 新しい物

・嫌いなもの 無能な駒


空中に文字が書けるペン(数分で文字は消える)を所持しており、会話はその魔動機で行う。


性格

残虐非道なのではない。敵なのだから当たり前のことをしているまでだ。礼はいらんぞ。

敵には老若男女問わず一切の容赦はしない。敵とは、自身に害をなすものだけではない。自身に害をなす可能性のあるもの、『芽』があるものはすべて該当する。

何も感じない。敵を殺すことなど……作業にしかすぎないのだから。






===PC3 「調和するもの」===

ジャンヌ・ポワティエ


 ベルナデッタ女教皇の妹。18歳。人間。ボクっ娘。

 鈍感だが優しく気さくで朗らかな性格であり、誰に対しても優しい。

が、一番は姉のベルナデッタでそれはそれは愛している。

 プリーストはティダン様を崇めている。

また、神様よりベル姉の方が好き。

 部屋にはベル姉のぬいぐるみ(自作)があり、抱きしめて寝ないと眠れない。


 ベル姉の部屋には大きめな窓があって、そこから大きな木が見える。ジャンヌは隙を見ては(基本は夜)木登りして、木から部屋に侵入。

 今日の出来事(ベル姉から何故かリックについて聞かれる)をお話ししたりしている。意外とバレない。

 また、ジャンヌの髪を解くと、ベル姉とジャンヌは似ている為に、たまに服装交換して、1日入れ替わったりする。

 ベル姉にとってよい気分転換になっている。何故かバレない。

 ベル姉からリックには優しくしてあげてと言われているので、優しくしている。

 第三者的には、たまに、リックに甘えているなあいつと思われているが、その時は、ジャンヌの格好をしたベル姉である。まぁ、気が付かれることはない。






===PC4 「過去を視るもの」===

マーキュリー・プレアデス


 育ちは有名なプレアデス家の分家。18歳。人間。女性。

 魔動機師生まれで「お前に最強の遺伝子があるのだ、負けは許さない。帝国に最強の一族だと知らしめるのだ」

 「絶対に最強の機師になるんだぞ」と言い聞かされているエリート生。

 特殊な"眼"の力を宿しており、人の「死」に触れた時、その人物の過去を覗き見ることがある。

 過去視に関しては「余計な力」だと思ってあまり良く思ってない。

 「死」に触れたからといって誰にも影響しないからそこは開き直ってはいる。

 それよりも親の期待と圧力で戦果を得る方が大事だとは思っている。


 冷静にてミステリアス。

 人に対しては格上以外には冷たくあしらう。

 本人は言葉の通り思っているのだが、それが必ずしも本心とは限らない……むしろすれ違っている可能性が高いまである。

 日光が苦手。

 泳ぐことは極力避ける。


 家族構成:父母兄(2歳年上)

 ※兄は軍師としての道を歩んでいる


 趣味は美容とモーニングコーヒーと機械いじり。

 運動は美容のためにするもの。

 マギスフィアはうさぎ型(しゃべる)。名前はらびっと。






===PC5 「未来を視るもの」===

シノ・プレアデス


・種族:人間

・年齢:18歳

・性別:女性

・一人称:オレ

・容姿:短髪、動きやすいジャケットスーツにマフラーをしている。

・性格:パッと見『クールビューティー』話してみると『男っぽい物言い』時々『負けず嫌い』である。

・戦闘スタイル:長距離狙撃を主体とする銃撃戦メイン。与えられた未来視の力により、対象の未来を視てそこに引き金を引くことで百発百中となる。

・キメ台詞:『この先は……"視"えている』『お前はもう……死んでいる』『……オレの眼からは逃げられない』『運命は……オレを選んだ』


 先祖代々受け継がれる魔動機術師プレアデス家の一人娘としてシノは生を受ける。

 当主は男児を望んだが、子宝に恵まれず彼女1人の誕生に留まった。

 業を煮やした当主は、シノを立派な跡取りとして男のように扱い厳しく育てた。


 またプレアデス家には特別な血が流れており、特異な能力を持った眼を宿す。

 しかしそれは生まれいずる全ての子が宿すわけではなく、何故か一世代に一人しか受け継がれない。

 そして選ばれたのは本家のシノではなく、分家に生まれた妹のマーキュリーに発現した。

 それもあってか実の父親である当主からは当たりが強く、厳しい子供時代を過ごした。

 そんな彼女を支えたのは、腹違いの妹と腐れ縁のような幼馴染たちだった。

 表にはそんなことは全く出さないが、それでも彼ら彼女らと共に過ごす時間をシノは心地よく感じていた。


 ……そして"その日"は訪れた。


 15歳の誕生日、当主を継ぐ成人式。

 その日……シノは人前に姿を現さなかった。


 プレアデス家がその力を誇示するために"眼"の力は絶対に必要な物だった。

 本来力を持たぬ子は捨てられるか、無理やり力を与えられていた。

 一人娘のシノを捨てることが出来ない本家が取る手段は……一つだけだった。


 プレアデス家地下巨大研究施設最深部の極秘区画。

 ここでは歴代当主たちの"眼"の研究開発が行われていた。

 そして今持てる魔動機術の推移と現当主を含む全ての"眼"の力を集約し、過去最高級の眼球型マギスフィア"魔動義眼"が造られた。

 成人式の日はその移植手術が行われた。


 魔動義眼は神経バイパスをリアルタイムで繋げて接続する必要があるため、移植手術は麻酔なしで行われた。

 手術台に固定され、猿轡をし、痛覚を感じるままに右目を摘出し、義眼を埋め込まれた。

 その痛みたるや強烈で、人によってはショック死すらあり得るほどであった。

 彼女はそれを承知で、プレアデス家を継ぐ立場の人間として受け入れたのである。

 摘出時には右目から脳や皮膚、顔の神経全てを抉り取られるような感覚に襲われたが強靭な精神力で一切の悲鳴を上げなかった。


 術後は三日三晩寝込んだが、代償と引き換えに"至高の右眼"を手に入れた。

 それは先の未来を覗き見ることの出来る力。

 使用出来るのは現状一日一度が限度だが、それでも"覗いた"未来は必ず起こる。

 事前に起こることがわかれば対処も出来る。

 "未来予知"などという曖昧なモノより精度の高い"未来視"なのだ。


 未来視の力は身に振り掛かる危険の察知にも使えるが、彼女は得意な狙撃と組み合わせることを好んだ。

 覗いた未来で、相手が居た場所に銃口を向け引き金を引く……相手は真っすぐに弾の移動先に吸い込まれて行き必ず当たる。

 帝国の先駆けとして戦果を挙げていく彼女に対し尊敬と畏怖の念を込めて『死の六連星』をはじめとする数多の二つ名が付く事を……今の彼女はまだ、知らない。






===NPC===

リック・クレマシー

 逃げ足は一級品の人間。19歳。男性。

 本人曰く斥候兼調理係兼航海士兼……と戦闘以外なら何でもできるらしい。

 腕っぷしはからっきしの為、訓練の時は士官にこっぴどく怒られていたが、根性だけでどうにか君たちについてきた。


シェリー・スコット

 よく食べる、よく寝る、部隊の医療班を務める自由奔放な女性のグラスランナー。20歳(と、本人は言っている)。医療班としての腕はそこそこ。

 占いは趣味でやっているがなぜかよく当たると評判。

 基本的に食べ物を与えておけば機嫌がよくなる。


ベルナデッタ女教皇

 君たちの幼馴染の一人で現女教皇。人間。19歳。

 誰にでも優しく、礼儀正しいティダン神官。

 ……というのは君たち以外の人から見た猫を被った姿。

 本当の姿は自分至上主義の愛され系ワガママガール。

 リックのことをよくいじめて遊んでいる。

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