ラヴクラフトはキリスト教の世界観に対するカウンターでコズミックホラーを描いたというのは多分にありそうですよね。異文化への憧れも大きいですよね。エジプトから現れたニャルラトホテプ、アラビアの狂える詩人、アブドゥル・アルハザード、インドの神秘家、チャンドラプトゥラ師とか。
「未完少女ラヴクラフト」はラヴクラフトに限らずさまざまな物語へのリスペクトがある良作ですよ。ただ、ラヴクラフトを女の子にする方法がガチめなヤツなので、ちょっと引きます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そういえば、ラヴクラフトはニャルラトホテプの子孫という設定がありました。
冗談で作った家系図にそう書かれているそうです。
これだけの情報で、「未完少女ラヴクラフト」にたどり着くのはさすがです。作中ではスウシャイとかそのままの名前が使われたりしていました。
作者の黒史郎さんはわりと好きな作家だったりします。
そういえば、アブドゥル・アルハザードが書いたあの魔導書も擬人化しているとか。
斑猫です。
いつも拙創作論でお迎えしているのでこちらにお邪魔してみました。
仰る通り、クトゥルー神話って欧米人の(というよりラヴクラフト氏の)魚介類への恐怖で成り立ったいる感もありますものね。
ひるがえって日本は魚介類になじみが深く、なおかつ多くの異形を神格化したり萌えに押し上げたりしています。
そう思うとクトゥルー神話の神々も受け入れられやすいのかもですね。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いらっしゃいませ。
魚介類に関しては日本ではおいしい食材のイメージが強いですから。
ラヴクラフトさんは烏賊に恐怖がありましたが、日本人では刺身の印象が強いです。するめもありますが。
このあたり、地域的な恐怖の差異が見えて興味深いです。
ラヴクラフトさんは他に血筋の恐怖もよくあらわしてますね。インスマスを覆う影とか、ダニッチの怪、故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実あたりが血筋の恐怖があらわれていると思います。
ラヴクラフト氏を紹介したのが、あの江戸川乱歩だったという話もあったような気がします。