応援コメント

第150話 留学の案内」への応援コメント

  • 最先端の軍事利用可能な理論を持って仮想敵国に留学なんてあり得ないと思う

    作者からの返信

    この時点で利用可能な理論は『魔道具』『スキル研究』についての二つが考えられるのですが両方にお答えします。(ほんの少しだけネタバレを含む部分アリ)

    結論からして『魔道具』はともかく『スキル研究』に関しては軍事利用はまず意味がありません。まず記載があるでしょうが特定のアーツは一定の行動が鍵になること自体が知れ渡りました。つまりは自国でも調べようと思えば調べられるようになるわけです。さらに言うとすれば王国だけでなくどの国でもアーツの有用性は認知されているので既に有効なアーツの使い手はどこかしらに雇われるなりしています。また当然ながら使えるようになったものに話を聞けばある程度のアーツの習得方法の方向性がつかめてしまいますのでそこから推察もある程度は容易になることでしょう。つまり今回研究発表で重要なのがアーツ取得の条件を把握したことにあるのです。ある程度のアドバンテージを得られはするが、力の入れようで知識の差を覆せるのに、わざわざ要人を拉致、拷問、尋問、などはしないでしょう。そんなことをすれば関係悪化、下手すれば戦争にも発展しかねないでしょうし。

    もしこれがグロウス王国国王目線でバアルに自国から出ていくなという意味でのコメントでしたら。それも少々的外れかと、現在バアルはゼブルス家の嫡男という立場で国内でも有数のイドラ商会会長、また王家公認の影の騎士団も顎で使える立場です。仮に他国に引き抜かれるならどれほどの待遇で迎えなければならないのでしょうか?。また暗殺などの件でしたら後程記載します。


    また仮想敵国と本作では記載しましたが、それは地続きで戦争の可能性があるため、仮に敵対国となった場合を想定した対策を練るという意味合いです。実際に敵対しているわけでもなく、現在はクメニギスとグロウス王国は比較的に有効な関係を得ております。


    上記に戻りますが、暗殺などについてですが、現時点で両国は特に戦争する意味合いもないので比較に穏やかな状態です。そのためクメニギス側からバアルを殺す理由ですが、優秀な芽を摘む以外にはありません。また自ら自ら招待しておいて、暗殺などが起きるなど自国の恥でしかないでしょう。さらに言うとマナレイ学院は政治と無関係な立場であるとしています。政治の思惑でバアルを暗殺しようとしても、一応は止めに入ることでしょう。それ以前に、そのような状態になる場合はリンとノエルが少しでも時間を稼ぎ、バアルを逃がす手筈となっています。『飛雷身』もあるので逃げようと思えばおそらく作中では一番の逃げ足となるでしょう。


    そして最後にバアル自身がクメニギスに行くことがあり得ないと思う場合の点なのですが。作中ではバアルは使える情報があるなら遠慮くなく使うという性格になっております。となれば状況によっては『魔道具』『スキル研究』もクメニギスに売り渡すことになるでしょう。ですが、現時点でマナレイ学院に行くのには研究に加えて裏側からエルドをつながるためだけにあります。こういった点から現在のクメニギスには情報を売り渡す価値は全くないのです。