47話【花火大会】
桃side
遂に来たこの日が。
そう花火大会。家が近い愛羅に浴衣を着付けて貰った。そっちは行くの?と聞くと、誘っても行けないです、ごめんなさいと言われたそうだ。おいおい、凌央…愛羅悲しんでるけど大丈夫そう?私はのことはいいから行きな、楽しんでおいで!と背中を押された。
「お土産買ってくるから!!」
「お、待ってる笑。いってらしゃい」
「行ってきます」
後でLINEを入れておこう。彼女を泣かすんじゃねぇぞ!!と思いながら私は家を出た。
・
「着いた、下駄慣れないな」
久しぶりに、いや学祭ぶりだからそんなに経っていないか。でも、やはり慣れないのは普段からの歩き方が変なのかな(?)まぁいいや
待ち合わせ時間まであと10分。近くにベンチがあった為座って待っていると、こちらに向かって歩いてくる人がいた遠くからだと見ずらいが、いや…きっとそうだろう。颯太くんだ。
「早かったすね。遅れました」
「今来たところだから大丈夫だよ」
「そっすか。ならいいすけど、、」
なら行きますかと言って、歩き始めた。
屋台や、出店を見ていると時間はあっという間に過ぎていく。もう開始まであと数分となった時だった。
「そろそろ場所移動しましょうか。」
「そうだね」
「いい所見つけといたんでそこ行きましょう」
場所まで取ってあるとかイケメンかよ。。
案内されていく道は小道に入り、人通りは少なくなっていった。
「静かな場所よく見つけたね」
「色んな人に聞いたんで、」
俺だけの力じゃないすっけどと言いながら
まぁ座りましょうといってきた。辺りは花火には最適な夜空と暗さが現れている。
「先輩」
「んー?」
「俺、先輩が好きです」
誰かのキャーという音と、花火の音が重なった時言われた告白。同様と嬉しさで私の心は忙しくいた。嘘今告白された?颯太くんに?部活で1番人気の??え???
「あ、先輩として?」
「違います。1人の女性としてです。」
「ま、まじ?」
「嘘でこんなこと言いますか。、?笑」
苦笑いされた。
正直花火よりも君からの告白が私には彩りを照らす。どうしよう…
今すぐ返事をすることは出来ないといい後日返事をするねということにした。今言われても…1人で決めることなんてできないよ
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