46話【放課後デート】


桃side


学校から出ると、今日早く終わったことですし何処か寄っていきませんか?と言われた。いやそれデートじゃん。でも、誘われることはもうないかもこれは、、OK出すしかない!!考えるより先に「いいよ。いこ!」と言ってしまったのは、最近部活内で人気ナンバーワンだからかもしれない。1番懐いて、颯太君が好きなのは私なのに。海里も大智も自分が好かれてるっていう。自意識過剰にも程があると思うんだよな。。


「どこに行くの?」

「先輩今腹空いてます?」

「まぁまぁかな。。?」

「なら、カフェ行きましょう。ちょっとした軽食とティータイムが味わえるので」


女子力高めの言葉を平気で言う颯太くん。

あんたほんとに男の子?って思うぐらい。近くにカフエがあるなんて知らない私は今度愛羅と果歩にも教えてあげようと思った。




「ここです」


青い壁が特徴で、大人ぽい所だなという印象だった。ここか、歩いて数分の距離にこんな所があつたとは…何が出てくるんだろう。楽しみだ。お店に入ると店内は落ち着いた音楽と仕事している人がおおくいた。テスト期間とかここ良さそうだな。店員さんに案内され、席に着くとメニューを渡された。


「今日僕の奢りなのですきなの頼んでください」

「ええ!?!?!悪いよ。私が払うって!」

「誕生日祝ってくれたお礼です。大丈夫すよ」


抹茶のケーキとアイスティー先輩好きそうですねとか言ってきたなんだコイツ。。確かに好きだけど、、





結局奢って貰った。いや、正確に言うと勝負に負けた。今度は絶対私が払う!と心に誓うと


「結局奢ってもらって、しかも駅まで送って貰ってごめんね」

「大丈夫ですよ。この時間不審者も増える時間なので送るのは当然です」


心配してくれてる。。?

さり気ないイケメン発言に私は何回惚れたらいいの?

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