40話 【君とのデート】


桃side


交代時間になり、愛羅達にバトンタッチすると私たちは学祭を楽しむ為に茶道部を出た。

さすがにこの時間だから賑わっているためどこも混んでいる


「混んでますね。」

「そうだね。どこから行くー?」

「それはもうお化け屋敷行きましょ」


クオリティーが高いと3組の中では有名になった2ー1のお化け屋敷を選ぶとは。相当怖いの行けるんだなと思った。これで怖がってたら面白いんだけど(後のフラグ回収)


「いいよ、行こっか」


2名でと、受付にいい入っていく。

お、暗い。これは割と期待できるかも、進んでいくにつれて怖さは上がっていくが、過去に酷い程のホラーを経験した私からしたら楽勝だった。


「意外と行けるねこれ」

「ですね。うお」

「…颯太くん、ホラー苦手?」

「いえ、そんなことはないで……」


フラグ回収してしまった。

なんで苦手なのに入ったのか


「苦手なら入らなくても良かったのに。」

「…ここで守ったら先輩が俺に少しでも興味持ってくれるかなって思ったんです。こわこれ」


そんなことしたって君に惚れてるのに。

この子にも可愛いところがあるんだなと思いふふっと笑ってしまった。ここで笑うのはやばい恐怖だなと後でふと思うのはまた別の話

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