26話 【デート2】

案内されてついたのは、アニメショップ。

オタクだということは言っていたがまさかここに来るとは…


「ここアニメショップだけど。。大丈夫そう?」

「はい。先輩の好きな作品新しいグッツ出てましたよ?」

「嘘まじで!?買わなきゃ…!!」

「あ、ちょ、先輩早‪w」


新グッツが出てたなんて知らない。

私は凌央くんの手を引っ張って自分の好きなコーナーに行く。


「あ。。どれもいい…ビジュがいい。。」

「俗に言う顔がいいってやつですね」

「そう!!それ!」

「欲しいやつ決めました?」

「うん、決めた」


買ってくるねといいその場を立つと、凌央くんに引き止められる。え?なぜ、私ちゃんと会計行くよ??というのが顔にでていたのか分からないが


「それ俺が払ってもいいですか?」

「え!?!?悪いよ…」

「先輩、今日はお礼を兼ねてのデートです。

少しは男らしくしちゃだめですか?」

「…でも高いから。。」

「くれた誕プレよりは安いですよ。貸してください、ね?」

「…ごめん。。昼奢る」



数分言い争って結局折れたのは私だった。

そこで待っていてくださいと言いいレジに並んでいく凌央くん。ありがとう、というと私は階段近くでまっていた。まさか、買ってくれるとは思っても見なかった。

私があげた誕プレだってそんなに高くはない。さりげなく出してくれるのはうれしいけど、謎に先輩としてのプライドがある…昼は絶対奢るそう自分に言い聞かせていると


「戻りましたー」


無事買えましたよ、と言って帰ってきた凌央くん。はいどうぞと言われ渡された青い袋の中には先程私が欲しいと言っていたキャラのグッツが入っていた。


「本当にいいの?」

「いいんですよ。俺が先輩に上げたくて買ったんですから」

「うわ、イケメン…」

「あはは‪w嬉しいです。そう言ってくれるのは」


ニコッと笑って次行きますよと再び手を繋ぎ歩く。君の優しさが本当に怖い

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