20話 【愚痴大会】


彼の意外性を知った。

少し怖かったりもしたがでもこれが彼の本性だったのかなと思うと知れて嬉しかったりしている自分がいる。あんだけ言っているのに桃の心のケアをしてるのはもうさすがだなと思った。…話は延長戦に行き、気づけば20時を過ぎようとしていた。私も割と話してしまったことを1人後悔する。この話は後日どうするかと言うので1件保留になりさらに遅くなるとまずいので先に2年生を帰させた。



帰り道、全てを伝えることが出来た桃は安心した顔でほっと息を吐くと


「なんかお腹空いた(笑)」


と言った。

確かに昼から何も食べていない。いつもよりお腹が空くのはそのせいであろう。


「コンビニ寄ってくかい?」

「行きたい、!」


果歩の言葉に嬉しそうにいう桃。

愛羅行く?と言われてしまった為、正直お腹が空いていた私は勿論といった。そこから3人で仲良く近くのコンビニに向かう




夜のこの地域は寒い。

先に会計を済ませた私は外で待つことにした。少し経って果歩が来た。


「寒いね。愛羅何買ったの?」

「からあげクン(笑)」

「あ、美味しいやつ‪w」

「果歩は?」

「私はパン買ってきた」

「いいね!」


桃を待つ時間。

こうして2人で仲良く話していたのだが、視線の端で誰かが入ってきた


「…先輩」

「んえ、!?!?凌央くん。。?」

「こんばんは。」


予想外もない話。とっくに帰ってると思ったのにまさか今隣にいるとは…思わず手に持っていたからあげクンは背中に隠した

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