17話 【返信】
「送っちゃった。。返信来るかな」
初めて私から送ったLINE。
来るか来るかと不安の中帰宅した。
・
「ご馳走様でした。」
「はーい。お粗末さまでした」
帰ってきた時間が時間だった為か夕飯はすぐ出てきた。母の作るご飯はすごく美味しくあっという間に食べてしまった。
「お風呂入っといてよー」
「はーい」
母にそう言われるがすぐ入ると出してしまう。それは勿体ないので、少しお腹を休ませてからはいることにした。
「あ、そうだ桃に連絡_」
とあることについて桃に連絡しなければならないことに気づいた私はスマホを手に取った。
「わぁお、通知が多い。あー、桃から来てる。、ごめんよ。。…っ!」
これなに!?!?と画像付きで送ってきた桃には返信をしようとした時にふと見えた 【凌央くん】の名前。返信が来てる。。それも3時間前に。ということは私が送ってからそんなに経っていない時にくれてたんだ。気づかなくてごめんの気持ちと、来てくれたという素直な嬉しい気持ちが入れ混じっている謎の感情になった。
「とりあえず返信しないとだよね。えっと」
送られたLINEをみる。
『1ヶ月後の今日です』
意外とすぐだった。聞いてよかったかもしれない。春生まれというところに親近感がある、なんか嬉しい。
『もうすぐじゃん!!お祝いするね』
『ありがとうございます!!』
10分後に来た返信に、ニコニコしながら何を買おうか、何をあげたら喜んでくれるのかあげるのは1ヶ月後の今日なのに楽しみでワクワクでいっぱいだった。
『いえいえ!急にLINEごめんね』
『大丈夫ですよ』
『おお。。優しいね(笑)』
『そんなことないですよ。先輩の方が優しいですよ。でも嬉しいです』
ちゃんとお礼も言わないとと思い言ったこのラインに丁寧に返してくれる。優しいなんて言葉久しぶりに言われた気がした。どこかむず痒い気がするがでも、心は踊った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます