14話 【告白2】


「…やばい、寝れなかった。」


昨日起きた話が今でも信じられない。

好きな人と両想い。な、なわけ。。返事はいつでもいいと言われた。ってことは向こうは私が好意を持っているとは知らないってこと。なんとも言えない気持ちだ


「はぁ、、今日からどうやって会えばいいの。。」


私が言うのも当然、

学校が移転するためその準備をしなければならない。茶道室には沢山のものがあるため早めにということで今日から本格的にその片付けに入るんだけど……ワンチャン凌央くんも来るって話にこの前なっていた気がする。気まずい…


「学校…いくかぁ。。」


行きたくない気持ちが大きいが、そもそも学年も違えば階も違う。そう簡単に会わない大丈夫。そう自分に言い聞かせては重たい足を進ませた。





「こんにちはー。ってまだ誰もいないか」


思った以上に早く進んだ授業を終えて、私は1人茶道部へ。桃は先生に何を今日は詰めるのか聞いている。桃が戻って来るまでひまだなと思いながら少し散らかった物を1つのダンボールに纏める。


「お待たせー!ってあれまだ愛羅しかいない系?」

「お疲れ様ー。そういう系」

「まじか、いや今日詰めたやつを運ぶかってなったんよね」

「あ、そうなの?」


周りを見渡す。

数個完成したダンボールがある、かなり重そうだけどまぁ行けなくはないだろう。


「おけおけやろっか」

「え、大丈夫?人増えてからの方がよくない?」

「できる範囲でやれるならやったことにこしたことないでしょ?」


心配そうに私を見る桃。

それもそうか、数日前荷物を下ろしてる際に思いっきりぎっくり腰になった私は整骨院に通ってる。でも、ほとんど良くなってるし

大丈夫だろうそう思い、ダンボールに手を伸ばす。


「そうだけど…あ!!悠燈くん、凌央くんだー。やっほー!」

「こんにちはー。」

「こんにちは。…!」


げ、


「先輩、これ俺が持ちますよ」

「僕も持ちます、!」

「お、さすが優秀な2人だ!!愛羅ここは任せよう?ね?」

「え。。うん。じゃあよろしくお願いします」

「「はい!」」


間違いない。

”俺が持ちますよ”の時目が合った。

すぐ逸らしてしまったけど…男らしくて頼りになるの本当やめて欲しい。。

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