7話 【バレンタイン】
あれから、遅れてきた桃がきてなんの話ししてるのー?と声をかけてきた。桃にもそのうち言わないと行けないな。この気持ちを
時間はあっという間にすぎるもので、もう片付けの時間。こした茶を瓶に戻していると1年生の”茉心ちゃん” ”望歌ちゃん”がなにやら話している。
「バレンタイン何作ろう…」
「あーもうそんな時期か。。茉心は何作るのー?」
「私はねー」
バレンタイン
もうそんな時期か。1年が過ぎるのは早いな
ついこないだまで、テストがーとか言ってたのに。
「バレンタインだって、桃何作るの?」
「もうそんな時期!?何作ろうかなー、、愛羅は何作るの?」
「私は、どうしようかな。。ケーキとか?」
「うわぁぁぁ女子力ううう」
「どこがよw」
「愛羅の楽しみにしてるね。。!!」
「話聞いてる!?」
もう貰う気の満々な桃を横に何を作ろうか悩む私。今年ぐらいは本気を出そうかな…
。凌央くんにも渡せれるように、、頑張ろ
・
・
2月14日
教室は甘いにおいで沢山の中、私は1年生の所に行くため教室を出る。廊下は冷えていて寒い。10個の包装されたマカロンをもって着いたのは1-4の教室。
「茉心ちゃんいるー?」
「あ!愛羅先輩。。!!」
「やほーこんにちは。これ」
袋からひとつ取りだし茉心ちゃんに渡すとよころんでくれた。
「あ!これ残りのメンバーに渡してくれる?」
「はい!これからまわるんですか?」
「うん、渡しにまわりに行きます(笑)」
「うわわ。。大変ですね。頑張ってください!!」
手を振って別れを告げる。
茉心ちゃんから貰った可愛くラッピングされたお菓子を袋に入れ、凌央くんがいる1-1へむかった。
・
・
「凌央くんいますかー?」
「はい。どうしました?」
1-4とは違い静かな教室。
声をかける時とても、勇気を振り切った気がする。その教室からゆっくりと歩いてきた凌央くんはなかなかにしてさまになっていた。ちらほら私を見る教室の子達の視線はかなり痛い。
「ハッピーバレンタイン」
「あっ…ありがとうございます」
渡す時少し手が触れた。
ドキッとしてしまった。まぁそれは私だけなんだろうけど
「いえいえ。
あ、これを他のみんなに渡してくれる?」
「わかりました。朝からお疲れ様です」
「うんん、じゃあよろしくね」
「はい」
たわいもない会話をしその場を後にする。
「ふぅ。。緊張した…1組怖いよ」
深呼吸をして1人そういうと、
あと少しで始まるHRに行くため足を走らせた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます