開かれる道

そこはダンジョンの入口

森の中にある洞窟の前に4体の者が現れた

「おおおお!!!久々の外!!!」

「そうかここは、森の入口か 懐かしいな」

「へぇえこんなとこだったんですね」

「いつの間にか森になってたんですね。

尽く滅ぼしたからこそ自然が育ったのでしょうか。」


「滅ばしたっていいました?」

「ええそうですとも我が主よ。

昔幾度となくちょっかいをかけてきた国がありましてね、鬱陶しくなりまして全てを壊して差し上げたのですよ。なつかしですねぇ。」


(((逆らうと壊される)))


ダンジョンから出たそれぞれに、いろいろな思いがあるが一番に注意するべきことに気付くことができた3体であった。

執事に逆らうと滅びると


ラーフは久々の故郷の様子に浸っていたがどこか昔は恐怖のような感情が強かったが、今は何も感じないなと一人思っていた。


「さて主よ。これからどうするのでしょうか?

何か目的があるように感じますが。}

「そうだな・・・とりあえず仲間たちの復讐でもするか」

「復讐?なにがあったんだよ」


「そう珍しいことではない、ただ人間に共に過ごした仲間が殺されただけのことだよ」

「そうなのか 俺の親も人間に殺されたぜ

で、逃げた先がダンジョンの中だったってわけだ」

「へぇ そうなのですか てっきり迷い犬のように迷い込んだのだと

すみません 迷い犬の方が賢いですね」

「オイ!! それどういう意味だコラ!!!」

「あらあら伝わりませんでしたか そうですか

これだから知能の低い駄犬は」

「俺は犬でもねぇええし!! 知能も・・・知能って何のことだばかやろぉおお!!!」

「それでは私が説明しますね。知能とは考える、学習能力、記憶、把握、などのことですよ。わかりましたか?月狼クン?

本来あなたのようなタイプの、考えるより動けの動物には縁のないことですが・・・・これから先のことも考え知識勉強の時間をつくることにいたしましょう。」

「あのう 何気に馬鹿にしてますよね!!!」

「そうですが何か?事実なのでそれを教えなくてはいけないではないですか。

落ち着いた時間が出来ましたら始めましょうか。」


「まぁ そんなのどうでもいいから話し戻すと、人間に復讐する

どいつがやったのかなんてのはわからないから近くの人間の集落を滅ぼす」

「おおそれはなんとも昔の私のようではないですか。さすがは私の主になった方ですね。」

「随分と物騒なことを喜びますねぇ この執事は

まぁわっちも人間にはいい記憶がないですし協力しましょう」

「おれも!!おれもやるぜ!!!

親の敵討ちだ!!!!」


「それじゃあ 全員参加ということでまずはこの森を出るか

どっちに向かうべきか・・・ あっちだな」

「なんでわかるんだよ!」

「気で探ったからな 人間らしき小さい生命力の集まりがあるからな」

「一応、戦闘中も同じように使って言えたはずですが・・・

そうでしたね 自分のことでいっぱいいっぱいであったとは、ブラドさん

この駄犬にもう一度指導した方がいいのではないでしょうか?」

「そうですね・・・とりあえず目的が終わってから全員をしっかりと育てましょうか。

いい暇つぶしですね。ああ、安心してくださいそうそう死なせるようなことはしませんので。」


「おいおいおい ウソだろう!!!!!」

「な、なぜわっちまでも巻き添えに!!!」

「はぁ どうしてこうなる


とりあえず行くか」



4体の怪物が人間を滅ぼすために動き出した

この世界にどれほどの抵抗できるものが居るのかはまだわからない。

だがそれでも己を極めることを命題とした最上位格<極級>

長く生きその力を極めていたブラドにより鍛えあげられ、己の力を正しく使うことができるようになったこの怪物を止めるものが現れるのか

抗うことも、無駄になり死にゆくのかはわからない。


さぁ、拒否権などないのだ

これは人間が我欲を満たすために殺しすぎたために起こった小さなきっかけから起こる、罰なのだから。

修羅となった鬼が死という抜け出せない穴に堕とす

どのようにかはこの先のお楽しみだ 足掻け 抗え 

それが鬼をラーフを更なる高みに連れていくのだから。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る