第二幕 鬼のお礼参り

鬼の扱き

ここはダンジョン49階層の中

そこに4つの影と多数の屍、襲い来る多種多様なものがいた


「そこは防ぐのではなく避けながらカウンターを行うところです。

次に同じ間違いをしたら・・・ふふふどうなるでしょうねぇぇ。」

「こええよ すぐに帰るなんて無理だからな」

「そんなことをおっしゃる余裕がおありなのですか、では追加で100キロほど重くしましょう。」

「ちょっっとぉおお!!

わっちらは関係ないでしょううう!!!!」

「連帯責任という言葉を記憶していないのですね?

ではいい勉強になったところで、さっさと終わらせましょう

そうですねぇ・・・5分といったところでしょう。」

「俺たちはそんな無茶なことはできねぇええ!!!!」

「そんなことはないですよ?

やってもいないことを無理と決めるのは愚か者のすることです。



私としたことがあなたはお犬様だということを忘れていましたね。

では駄犬の方は、そこまでのつまらない方だということでしたら

処分しまし

「はい!!! 喜んで達成させえていただきます!!!!」

そうですよね。

ではあと4分46秒いち早く終えていただきましょう。

今回の未達成は、影世界の中で大体444年ほど戦い続けていただきます。

何、以前のよりも改良し、倒すごとに強くなり技術も考えも研ぎ澄まされることでしょう。」


「おまえらぁああ!!!

ちんたらやってっと本物の生き地獄だぞう!!!!」


影の一つ、ブラドにより影を伝い体に重さを付与され、動きが遅くなり動かしにくいなかでそれでもそれぞれが特性を駆使し倒し続ける

ダンジョン内の魔物では物足りたいという ブラドの基準により

普通ならかなりの強敵である超級たちの猛攻を、ブラドの特性の一つ血命操作により身体能力を制限され、さらに体重を100キロも増やされている


その中であって、動きを止めることは死を意味する状態で闘争というなのブラドの修業がつづけられていた。

ラーフは気の操作を重点に置き各部位の強化率を変えながら餓鬼と鞘に気の強化、持続的に流しての間合いの長さを変え、飛ばし、空気の流れからの察知、足元の気を固めることによる空中の機動をより精密に、素早く行えるようになってきた。

更に戦闘により刀術の無駄がなくなってきていた。

振る姿が敵の隙間を縫うように通りながら、回転を軸に踊っている様相を映している。

特性 紅気は気の操作が主であるためどうしても強化に傾倒していた。だが、それは気のあるものなら強化できるものでもあった。そして紅、これはまだしっかりと理解できていないが、紅蓮を意味しているようであった。まだはっきりとはわかっていないが意味が分かっただけでも儲けものである。


マーナは狼としての速度、そして重力を重点に置いての戦闘が定番となっていた。

速度はこの中で無強化なら一番である。

まずマーナがにつまずいたのは重力とは何か、重さと答えるのが単純で素直な答えだろう。マーナもそうであったが、重さではなく重力なのである

まずここで理解できることが、力を正しく使うことを意味している。

とりあえずはブラドの徹底的な授業という名の、身体に教え込む扱きにより朧気ではあるが理解し得たようであった。


ボロスはその身体を使った戦い方をしていた。

尾を鞭のように使い弾き、時に毒を刃のあるものに形作り確実に殺している。

天秤 その種族にあるように生死を天秤に掛け、毒により殺す、薬として助ける

その二極を操っていた。もともと毒を使う戦いをしていたため進化し、昇級をしても戦い方が変わらなかったようだ。

どちらかというと、逆の毒による薬の作用を出す方が苦労している。

抗体、薬、活性化による回復を現在研究中だ。もちろんブラドの手によるしごきでだ。



「ふむ、この内容ですと仕事の時間が出来ましたね。

たのしみですねぇ  ふふふふふ」


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