存在の証明

俺は何だ

俺を示す?そんなことできるのか

生き方を表す? 生き方って何のことだ?

そもそも俺と言う存在とはどういうものなのだ?


とりあえず俺の目指したとこは強者

どんなものにも屈しない それでいて超えること

存在というなら種族がその代表だろうなら仙鬼羅刹

だがどちらかというと仙鬼だな羅刹は違うこれは違う個を表している

先の夜叉のように夜叉の時は刀が主なんだろう

餓鬼が出来たのもこの時だし


餓鬼かぁ 相棒としてはいいんだがもう少し利口になれんのかな

斬った相手からいろいと食ったり呑んだりと俺の紅気もよくつまみ食いするもんだから常に気を取り込まなくてはいけなくなったんだっけ


まぁそれはいいや 餓鬼か・・・そのものだな

飢えているみたいに何でもかんでも呑み喰いしやがる

こいつをまさに表していやがる・・・・・おれは何だ

餓鬼には命刀・餓鬼という名がある


だが俺にはそんなものない

名はものを示す

名はどうするものか示す

名はどんな生き物か表す

名はそれが何なのかを表す

名はどこまでも伝わることがある

名はその個人を呼ぶもの

今の俺は鬼と言われるがそれは種族であって俺の名ではない

存在を示すものは 名前か




名前なぁ どう決めるんだそれ

そういえば蛇はボロスという名前だったな

それで天秤蛇ね何が天秤なんだろうか

生かすものと死せるものは同格なものか

だがあいつは毒で薬とも言っていた

毒は害 薬は救い

反対だが天秤の名を表しているのか

死と生 破壊と創造

まさにだな そしてボロス 昔いたらしいウロボロスの蛇その名をもじったのか

そうかそれなら逆のものを操るのも納得だ

円環のウロボロス 生と死 破壊と創造 有と無 無限と有限 矛盾を持つ

怪物 その名の一部でも力となるのだろう

名と存在であり 意味をもつ力 望みを示す


なら俺はなんと名乗ろうか

俺は鬼だ それで気を使える

そして願いは強者となる事そのために戦闘をする

弱者を食い散らかすものもは俺が追い落す


それが俺だそのための行いは誰がなんと言おうと正義だ

悪なん言わせないそのために必要なら荒れ狂おう 悪になろう

そんな些細なことでまた失うくらいなら戦い殺していこう血に染め

月に血を塗りたくってもいい


出来る出来ないではない失わないために目の前の光景に抗うために

俺は強くなる 今度こそは俺が阻み全員で生きて話すのだ

これが俺と言う存在だ

名などなくてもやるったらやる


俺の餓鬼は言わば俺そのもの

ならば餓鬼の道もまた俺だ

できることは戦うことだけなら

それを何すれば良い

俺自身の道だ

どんな物でも蹴散らしてやろう

たとえ月であっても、太陽であっても

それが俺だ

俺の名は…


それがあなたの存在ですね

では どうなるかまた見物させていただきますよ





{存在の進化を開始します


個体 仙鬼羅刹

意思を確認 望みを確認 強さを確認

経験を確認 魔力を確認 魔力の検知が不可能

気を確認 特殊 紅気を確認

仙法確認 仙鬼法に変化されています

仙鬼法 確認



半身の存在を検知

探索 発見 召喚 命刀・餓鬼

半身の武器と確認 適正紅気 

能力 呑み喰い


進化に影響あり

餓鬼の再制作を同時に行います






全過程終了  検索・・該当世界にて適切なものがありません

他世界より検索開始・・・・・・・完了


個体 仙鬼羅刹

あなたの存在を示します







ようやくです

ようやく本当に面白くなりそうです

さぁ 示してください あなたと言い存在を

轟かせるのです 







これより

適応開始

極級への昇級に際し

レベルによる制限を解除

進化先検索 なし

経験をもとに似たものを模倣  仙人

種族決定 


神仙鬼 始まりのものとして登録


特性固定 紅気 


半身の武器の再制作を始めます


神仙鬼の因子獲得 力の根源 紅気注入 元の能力を強化


生成 研削開始 完了 紅気を刻みます


同時に鞘に同処理を行います




完了 仙鬼刀・餓鬼 並び神鬼鞘 完成


個体に対し世界より存在を示す名を定着します




完了 生体を進化させます









完了




新たな極級種族 神仙鬼の誕生 


さぁ示しなさい あなたの想いを

望みをそのための準備を完了しました


起きなさい

ラーフ・アシュラ



暗がりから歩いてくる白髪褐色黒の瞳孔の囲む金色 虹彩は紅色 

鋭い目をし 無表彰の美貌 赤い着流しを着て黒い羽織を肩にかけている

足元の下駄が歩くたびに音を奏でる

そして半身である仙鬼刀・餓鬼 新たに生まれた鬼神鞘

それを左と右に持つ


そしてその近くにこの世界を作ったものがでてきた



「まずはおめでとうございます

無事に極級になられたようで安心しました」

「それでここを出るにはどうすれば」

「それはわたくしの意思で愚にでも可能です」

「そうか お前は誰なんだ」

「わたしですか 名乗っていませんでしたね

私はブラド 正式にはブラド・ドラクル

極級 神級吸血鬼 でございます

ここはわたしの特性 血影にて作った影の世界」

「ならすぐに元の場所へ」

「もうですか早いですね」

「あのくそとかげを滅ぼさなきゃいけないからな

あとこいつらが食べるものを催促しているんでな」


「ではいきましょう

わが主 暇つぶしとしてあなたに仕えさせていただきますのでよろしくお願いします」

「なんですそうなる」

「あなたが面白い存在だからですよ

何気に静かに観て応援していたんですよ


そんなのいいですから 上がりますか

影世界解除 」



ラーフ・アシュラ

極級 神仙鬼

半身武器 仙鬼刀・餓鬼   神鬼鞘

特性 紅気


ブラド・ドラクル

極級 真祖吸血鬼

特性 血影






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