続く闘争

「それにしても攻略の知らせが来ないな」

「そりゃぁあ!!あれだろ またつえぇえええ敵が出るって事だろ!!」

「そうなるのか まぁそうだろうな

だとしても長い」

「そうだなぁ 前はすぐに出てきたもんなぁ なんでだ?」

「まぁ そのうち出てくるだろう それまで待つしかない」

「そうか?そうだな!! ていうかもう出そうじゃないか あれ」

「出てくるだろうな 何が来るか」


2体の前に下から出てきた黒い靄が少しずつ大きくなってきていた

その大きさは天井まで届くほどになっているそしてそのまま広がるように

円を描き少しずつ凝縮していく


「ありゃあ なんだ?」

「さぁ?」


出来上がったシルエットは大きな四足のモノであったが

その形が細いのだ 肉がないようなそんな感じで


そして靄がはれた

そこにいたのは 大きな骨であった

ただその骨はドラゴンのモノであったそして折りたたんでいた骨の翼を広げた

魔力による威圧がその場を覆った


すかさず2体はその身にそれぞれのスキルを纏い

飛び出した

狼はその身に天衣を纏い天候の恩恵をその身に宿す

風と雷による速度、水と氷と風による防御能力、雷と風と氷による攻撃力

そして暴風の槍 鎌鼬の剣 雷の槍 雷熱の槌 無数の雨の弾 氷の大楯 細かい氷の刃 ドラゴンの上空に雲を作り出していた


鬼は仙鬼による纏いと金剛羅刹の身体能力上昇 (自然治癒力 腕力 頑強 脚力 眼力)

周囲の気の流れ感知 吸収 足場づくり  

餓鬼に仙鬼を流し餓鬼の活性 (鋭さ 頑丈 修復力 特性)

これにより舞刀術を万全で使えるようになった


素早く目を鼻の先にたどり着きそれぞれが動く

骨ドラゴンが前足による踏みつけを行うが両反対に避け

まずはあばらに嵐が発生するが骨の体は浮き上がらずその骨にかすり傷を負い始める、背中に狼は移動し雷熱の槌を振り下ろす骨が赤化するがそれだけだった

鬼が骨の右の後ろ脚に現れ餓鬼を手に上に向い駆け上がるように回転しながら跳躍し気の足場に着陸いつの間に納刀し、落ちながら抜刀し地面に着地する

骨に無数の切り傷を付けるが斬り裂けなかった


「おい!! なんだこの骨!!!」

「固いな 今のままではだめだな」


鬼はそういうや餓鬼に更に仙鬼を流しながらその刀身に仙鬼を纏わせ凝縮する

狼は顕現した武器をすべて四方から飛ばす


鬼がもう一度切ろうとしたが骨の尾が迫るのを感じその場で跳躍

し尾の到達に合わせ身をひねり一閃する

その餓鬼が通った箇所が消えていた

後ろでは尾の先が吹き飛んでいく


狼はすべての武器を使い果たし骨ドラゴンの翼を動かされ移動するがそこに払うように前足が襲う 上に跳ぶことでかわしたが骨ドラゴンがその口を開き炎のブレスを放つ

「どっからうってんだよ!!!」

目の前に水の膜を張りそれを上昇気流の風で覆うことで反らす


2体はしばらく骨ドラゴンの周囲を駆け回る

鬱陶しそうに手足を払い、ブレスを吐く骨ドラゴンだが当たることはなかった


骨ドラゴンの眼前に集まる2体

「魔法石がないな」

「そうだな あとはあのどでかい頭の中だが」

「まぁそうだろうななら頭狙いでいいだろうよ」

「それでもなかったら?」

「全身を破壊する」

「はっはぁ!!そりゃいいなぁああ!!」


狼はいうや一瞬で骨の頭に乗り上空の雲を足元に降ろす

「崩れろよ!!!」

雲が細か凍り付ききらめきながら頭蓋の周囲で回り始めるそして骨を削り

氷のぶつかり合いにより電気が発生し表面を黒く焦がしさらにもろくなり

ぼろぼろと崩れていく

狼はそこから跳ぶ すると餓鬼を上段に構えた鬼が姿を現し頭蓋を斬り裂く


頭蓋の中の大きな魔石が半分になりお目見えする

骨ドラゴンその原型を崩しながら魔力に代わっていく


「レベルが17に上がりました」

「レベルが16に上がりました」


{第三層のボス攻略を確認しました

第四層を解放します


試練を超えし挑戦者よ 次なる試練に進め

生き残り さらに磨け 昇れ 極めよ}



「いやぁあ 面倒な奴だったなぁあ」

「さっさと次に進むぞ」

「へいへい お急ぎだねぇ」


2体は先に進む 次に待ち受けるはどんな強さなのか

そんな不安は一切ない2体 どこまで進めるのか



名前

超級種族 仙鬼羅刹

レベル 17/50

気法 仙鬼

専用武器 命刀・餓鬼

スキル

学習 舞刀術 金剛羅刹


名前

超級種族 天狼

レベル16/50

魔法 天(風 雷 水 氷)

スキル

天衣 天候武器 天駆

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