互いの力その戦い方

[がはははは!!どうしたどうしたぁああ!!

そんなもんじゃねぇえだろう!!!!」

「わかったから そんな吠えるな これだから駄犬はしつけがなっていない」

「だぁああれが駄犬だごぉおらぁああ!!!」

「お前以外にいるか くそが どうすするのだ?

なんだかんだでこのままでは そっちの負けだぞ お犬さま?」

「そんなわけがあーーるな どうしよ」

「いや どうしようってきかれてもな 

ならこれで終わりだ」


狼の首に餓鬼を添え2体の戦闘は終わった

その周囲は黒く焦げ えぐられ 切り傷が無数に刻まれていた


進化後死者の殲滅をおえ走り出したのはいいが一向にボスの扉の前につかず

休憩していた際に;暇つぶしに戦おうぜ;という狼の言葉からちょうどいい

能力確認の機会だと戦い始めた それも終わると派手さはないが確実に追い詰め

攻撃を紙一重でかわし続けた鬼が勝った


魔法と速度に特化していた狼は、その天候を武器にした猛攻と魔法天により様々な天候災害を顕現し、己の身で突撃するなど多彩な攻撃をしていた

鬼はその身を金剛羅刹により強化の格を、段階的に上げながら最高強化の5段階目まで行い、舞刀術という刀術を舞という流麗な動きを合わせた攻撃

更に気法 仙鬼という仙人が使うような気を周辺または己から引き出しその身一つで戦った

その結果は前述の通りだ


なぜ身一つであらゆる攻撃を防げたかは仙鬼によるところと刀使いの戦い方が起因していた

仙鬼は自然の中に漂い無機物、有機物存在する生命力、精神、感情、魔力、想いなどから生まれ 存在し 助ける または形作るもの ゆえに自然そのもの生き物そのものという あいまいで力があるものである

そんな気をを使うものを仙人 仙道 気術師 などとよばれている

だが扱えるものが少なく普通のものなら自然を感じるために何年も修業し

扱えるようになりスキルとして表すようになる

世界に一桁ほどしかいない貴重な存在といっていいだろう


そんな気は己だででなく周りの自然 空間の中のものを感知、使用するなど

応用がきく 魔力の素といっていいものである

鬼気として常にその力を使いなじませ学習により使い方を工夫し続けた鬼は

その気に鬼という種族の力を加え操ることができるようになった


気法 仙鬼 それは鬼の仙道として十全に扱えるようになり

目立った派手さはないがその様々な恩恵が気配をよみ 気を感じ 気候を観察し

気をはり 気操り 攻撃の香気をかぎつけ 空気を固め 

そこに餓鬼が自然の気を飲みながらそれぞれに対応できるように成長し続け

勝利した


その細身だが羅刹とは身体能力が高く なにより素早いのである

そこに気による硬気によりあしばをしっかりと踏みしめることができる

これにより十全のパフォーマンスが発揮できる


進化により恐ろしく応用が出来るようになり体もついてくるのだ


狼もその限りでいえば恐ろしく怖いものに進化している

天候そのものを相手にするようなものだ

天とはよく言ったもので天候災害である 嵐 竜巻 鎌鼬 台風 落雷 降雪 雹雨 豪雨 吹雪 をその身で簡単に起こせるのだそれを圧縮し展開する天候武器を使い

その速度で襲い掛かる ひどい話だ


すでにこの2体はそろって災害といってもいいほどの存在になっている



 

災害であるこれらが戦いその余波で周りは荒れ地になっていた

「そろそろ いくか」

「どうだな どこにあるか分かったのかよ?」

「ああ 一か所だけ魔力らしき気配が扉の形である場所があった

時間がかかったが見つけられたよ」


「それならさっさと行こうぜ さっすがにこの光景は見飽きたからよぉ」

「それじゃ 行きますか それにしてもどうしてそんな静かなんだ?

らしくない」

2体はその姿が消えるほどの速度で走り出す


「軽く落ち込んでだよ!! 誰のせいだ!誰の!!」

「それは力不足のお前自身のせいだな 理解がまだ浅いんだよ

どうすればより効果を発揮し無駄をなくせるかこれに尽きる」

「おめぇの頭はどうなってんだよ・・・立った数日でそこまで理解するなんて以上だぜ ほんと」

「それこそが スキル学習の恩恵だ 今までもこれからも学び 習い 応用し発見し 知り それを応用し 試す これは常にしていたこと 強くなり続けるために」

「死にたがりみたいなことやってるくせに すべて結果としていい方に解決しやがるから質が悪い けっ」


走り出して数分 通常3時間ほどの距離を走り抜け目の苗の扉を眺める

「さぁて 言ってみっか 今度はなにがでるかな

ドラゴンなら面白そうだな!!」

「そうだな 

第一層がゴブリンナイト

第二層がモンスターパラダイスでの黒騎士のスケルトン

そう来ると第三層は俺たちと同格の種族だろうな

前座がどうなるかはわからんが」

「上等者ねぇか!! どんなのでも壊せばいいだけだ!!」

「そうだな 行きますか」

「おうよ!!」

再び扉に向かうその先は死か次への道か


名前

超級種族 鬼仙羅刹

レベル11/50

気法 仙鬼

専用武器 命刀・餓鬼

スキル

学習 舞刀術 金剛羅刹


名前

超級種族 天狼

レベル10/50

魔法 天(風 水 雷 氷)

スキル

天衣 天駆 天候武器

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