静かな刀と猛追の大剣
最初の攻撃はどちらも不発に終わる
盾により押され一度飛びのくが黒騎士が追う
刺さった大剣を軽々と抜き盾を前にし押し付けるように迫る
鬼は地に足が付くとそこから勢いを殺しながら後ろに滑る
そして黒騎士による盾の打撃が迫り当たるかとなる瞬間
盾の面を転がるように横に回転し勢いそのまま首目掛け餓鬼を横に振るう
黒騎士は身を屈めることでそれを避け前に逃げ 振り返る
盾を前に半身になり大剣を後ろに体に隠れるように構える
鬼は振り切った体制から力を抜き鞘と餓鬼を普通に立つように腕を下ろし構えるでもなく楽な姿勢で立ちなおすそして鬼気を全身纏いに餓鬼、鞘ともに鬼気を流し込む
しばらく静寂が続き 鬼が消えるように黒騎士の背の方に一瞬で移動する
歩法の縮地により動く動作を悟らせずに一気に加速したのである
そして現れた時にはすでに餓鬼を鎧事その背を切っているところだった
鎧なんてないかのように斬り裂いたその中は身がなかった
裂けた鎧からは白い骨だけが映し出されていた
そして次に鬼が見えたのは黒い盾だったうまく衝撃を後ろに跳ね小さくするも黒騎士が追い下段ななめに大剣を振り上げる
逆手の鞘を大剣の刃側面に押すようにぶつけ跳ぶ方向を変えて回避する
だが大剣が風を切り横に振られた これを大剣側面を転がるように躱し地に足が付いた
一息つく前に続いて盾による強撃が襲い掛かる
鬼はその場で背を向けるように一歩踏み出し左の逆手で持っているさ鞘で盾のふちを押し反ら踏み出した足先を黒騎士に向け体全体回転しながらもう片方の足を踏み込み餓鬼を勢いそのまま下段から振り上げる
すると
とりすぎる途中の盾を持った腕を肘上あたりから斬り落としそのまま縮地にて距離をなくし二度背中越しに斬り裂いた
そこで一度止まった
黒騎士の鎧を腕のなくなった肩ごと斬り裂くころできたがまだ生きている
堕ちたところから見える中は完全な骨と胸のあたりにある魔力の塊である魔力石だった
俗にゆうスケルトンという種類の上位種族なのであろう
出なければここまで戦いあえるわけがない
黒騎士が上段より大剣を振り下ろしてきたが大剣の側面を餓鬼の峰ではじき体の外に反らし
鬼の方に倒れるように向かうその体をはじいた勢いのまま振り抜き魔力石を斬り裂き
戦いが終わった
黒騎士はそのまま倒れ動かなくなり魔力となり鬼に吸収される
{レベルが27に上がりました
スキル鬼気が8に上がります
スキル刀術が8に上がります
第二層ボスを倒したことにより武術が舞闘術に変化しました」
{第二層ボスの討伐を確認
能力を経験から変化または付与しました
第三層への扉を開きます}
{突破せし挑戦者よ 次の試練を死なずに突破せよ
何を求めようとこれからは更なる強さがなくては生き延びれない
さぁ 挑戦者よ 強者となるのなら進め}
「ああ 終わったなかなかにいい殺し合いだった」
「おいおいおい!苦戦してたじゃないか!
おれが戦った方があっとうてきだったかもしれねぇなぁ!!」
「ああ そうかもなもう少し早さと技術があればもっと楽におわったのになぁ」
「なんだよ すなおじゃねぁか
なあおい さっさと進もうじゃねぇか!!
「そうだな よし つぎだ 次だ! いくぞ! くそ狼!!」
「元に戻ったな たくなんか調子がくるったな
っておい!! 誰が!くそおおかみだとぉぉおお!!!」
またしても口喧嘩をしながら扉を潜る2体
その姿がなんとも楽しそうに映るのは なぜだろう
名前
上級種族 鬼夜叉
レベル 27/30
魔法 土
専用武器 命刀・餓鬼
スキル
学習 舞闘術 鬼気8 刀術8 身体強化10
名前
上級種族 嵐狼
レベル 22/30
魔法 嵐(風 雷 水)
スキル
疾風迅雷 身体強化10
さぁ 次は第3階層また違った力を持つ敵がそろっている
この2体が更なる力を得るその日まで楽しみにしている
観察しているものは気長待つつもりである
なぜなら単なる暇つぶしの一環なのだから
願わくばこの面白い者等が死なずに進むならいずれ会おうじゃないか
さぁ 進め
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