第一層 ボスとの闘争

扉の中に進んでいく

中は結構大きめの洞窟で相も変わらず土と岩の広間になっていた

そして中心にゴブリンの上位種ゴブリンナイトが鉄鎧を着こみ

ロングソードを目の前に刺し柄に両手を置き仁王立ちにて、待ち構えていた

そして小鬼は目の前まで近づく 後ろでは扉が閉まり土煙を上げていたが、そんな音も聞こえないほど集中していた


ゴブリンナイトはゴブリン種においてホブゴブリンの3段階目の進化を果たしたもの

剣の扱いにたけ力強い斬撃を行う

まだ2段階目の進化であるものには気の重い相手である

小鬼となりゴブリン種から希少な鬼種へと至ったがまだまだ弱い


{挑戦者よ 敵を討て さすれば道は開かれる}


このアナウンスと共に両者は動き出した

ゴブリンナイトは剣を握り上段から切りかかり

小鬼は気を纏い赤黒い気の残痕を残しながらゴブリンナイトに向い両手の剣を

後ろに引きながら走る

そしてボブリンナイトの振り下ろした剣は空を切り脇には切り傷が出来ていたが上手く避け斬りつけたはいいが、鎧に阻まれ体にはダメージが届いていない


ならばと鎧のない首を狙うが即座に反転され剣が力負けし上に弾かれ後ろに跳んでしまった

これにより隙をさらしてしまい袈裟切を体に受けてしまう

とっさに後ろに引いたがよけ切れなかった

体から血が流れ顔に苦悶がうかび膝をついていしまったが、ゴブリンナイトは待ってなどくれない

追撃に横一線を放とうとしている

とっさに土の棘を体の前に発動し、後ろに跳び避けられるがさらに追撃で敵に向け串刺しにするべく土の棘を発生させるが逃げられ、捕えることができなかった


接近戦しかないと剣を振るうが鎧には当たるが体に傷をつけることができず

避け 振るい 避け 振るいと繰り返すしかなくなっていた

だがその中でふと思うようになった

敵も消耗してきている鎧に傷しかつけれないとはいえ、攻撃事態はあたり

稀に起こる避けた反動での回転したことで勢いが付き、攻撃は少しではあるが衝撃として体に伝わりダメージになっていると

ただがむしゃらにやっていたが血が流れ熱が冷め冷静になった

そして1回、2回と試しゴブリンナイトの顔がわずかに歪むのを目にし、確信する

ならば自らの意思で行いその少しの隙に首を斬るしか勝てる道がない


ならばやるしかないという決意のもと実行

ゴブリンナイトが上段より振り下ろす外側に回転しながらを胴にしっかり当たるように振るう

首を狙えるなないいのだが小鬼の高さが足りないのと、慣れないことにより足元が安定しておらず剣をうまく調節できないためそのまま鎧に当たることになった

そして狙い通り今までも勢いがありかつ力も込めたため結構な衝撃が伝わり

動きが一瞬止まる その隙に首目掛け剣を振るう

健全に落とすことは出来なかったが半分ほども食い込み切り口から血が噴き出す手で押さえるが止まるわけもなく まもなく死んだ

そして 魔力と小鬼に吸収される

すると不思議なことに体の傷が治り無傷の状態に戻った

{レベルが14にあがりました

剣術が6に上がります

身体強化が6に上がります

体術が2に上がります

スキル歩法を獲得しました}


{第一層 挑戦者の勝利を確認 扉を開きます

挑戦者に報酬としてスキル学習を付与します}


{次なる試練を超え更なる力を欲するのなら進め}


もちろん進む以外の選択肢はないとばかりに小鬼は第二層へと降りていく



名前

種族 小鬼

レベル14/20

魔法 土

スキル

学習 気術5 剣術6 身体強化6 体術2 歩法1



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