進化の行方と…

赤黒く光る繭がある

まだその中身を進化のための変質が行われている最中だ

通常であればゴブリンの次なる進化先はホブゴブリンとなるが

通常のゴブリンの流れとは違い、一心に強者になる事を願った


この心の先は何を掴み取るのか


そして

この進化の間にも敵は黙っているはずはない

これこれと1時間は立っている

通常よりも長い無防備な状態を黙っているほど甘くはない

今も少しずつ繭を攻撃するゴブリンども



{進化が完了しました}

だが 解放のときが来た

繭が弾け 周りのゴブリンを壁にぶつける




さぁ 誕生だ

「あぁぁあああ ぁぁぁあああああ!!!」

 

その存在は赤黒い気のようなものを全身に纏いゴブリンを蹂躙する

まず、右に跳び 立ちかけていた1匹の頭抜き手を

一突き 頭を貫通し血が滴る


そのまま近くにいたゴブリンに死体となった物を投げつけ

腕を引き拳をぶつける 

するとゴブリンがゴブリンどもにぶつかり吹き飛んでいく


生まれた存在の周りは空いた

そして一歩足を強く踏み出したとき

周りに土の棘がゴブリンを串刺しにするように

下から現れ 飛ばされたもの、近づこうとしていたもの

周辺のものがすべて串刺しにされていた その数13

そして魔力となりその存在に吸収されていく


力試しにしても物足りないような面持ちだ



{進化に伴い 気術 獲得


レベルが6に上がりました

身体強化が5に上がります

戦闘を経験により体術1を獲得}


アナウンスが響くと待っていた気を解き

歩いていく 途中で剣を2本拾い

先に進む そのさなか襲い掛かる敵を切り、蹴り赤黒い気の残痕を背中越しに残しながら さらにレベルを3上げ 剣術を2つ上げ


そしてついに第一層の奥深く そこには武骨な鉄でできた見上げるほどの扉が鎮座している そして招くかのように開かれた


当然のように扉をくぐる


名前

種族 小鬼

レベル 9/20

魔法 土

スキル

気術5 剣術4 身体強化5

体術1



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る