拝読させて頂きました。
うーん、難しいですね。
自分はこんなに頑張っているのに、どうして報われないんだ。どうして評価してくれないんだ。これは誰の心にもあると思います。私にもあります。
ただ、その頑張っていると言う事に自己陶酔している事も多々あります。
これは雪斗自身も感じていますね。
雨月が自分に対して心を開いていない事に気づいているのなら、別のアプローチを考えるべきだと思います。雨月の親になったのですから。桜火とじっくり話をするとか、やり方はあったと思います。厳しい言い方になりますが博は自分を甘やかしているように思います。子供は親を選べないのですから。
雪斗が博に対して取った行為に比べて、自分の父親について考える場面では年齢相応の雪斗が描かれていて微笑ましく感じました(^.^)
今回も長くなって申し訳ありませんでした(>_<)
作者からの返信
北浦さん
努力が報われないと感じるのはとても辛いことです。そして、その努力の方向が間違っていることや、努力不足を認めて新たなアプローチをさがすことは、それ以上に難しいことです。自分にはまだ足りないものがあると認めることは、簡単なように思えてとても勇気のいることですよね。博はまさにその苦しい立ち場にいるわけです…。
雪斗や雨月の目線からするととても身勝手に感じられますが、博自身の立場からすると、家庭だけでなく仕事などでも悩みが尽きない一家の大黒柱であり続けることは相当なストレスなのでしょう。
今になれば博の苦しみが想像できますが、子供には仕事などいわゆる『見えない部分での苦労』は分かりません。私が子供の頃は分かりませんでした。見えている部分でどれだけ父として雨月に真摯に向き合えるかが大事なのですね。
タバコの煙ってなんであんなに情感たっぷりなのか…。
名前のように少し冷めた雪斗君も、
雨月さんのためなら熱くなれる、頑張れる。
博さん始め様々な大人の悲しみ、
子供達の苦しみは刺さりますが、
雪斗君の熱い一面が見えることは
救いですね。
なんたって雨が降れば雪は溶けますから。
水棲虫。
作者からの返信
水棲虫さんは本当に丁寧に考察してくださりますよね!!
いつもすごく嬉しいです。
雨と雪の対比をここまで的確に明確に気づいてくださるのは水棲虫さんが初めてです。
タバコの煙が今は雪斗の心に煙っていますが、いつかそれが晴れるように祈っていてくださると嬉しいです♪