第4話
side春人&緑コート
「逃げろ!」
彼がそう叫んだのと化け物がこちらに向かって突進してきたのは同時だった。
私は反射的に扉に走り出した。
「扉を開けて下さい!」
「もう壊してある!」
そうゆう会話をしている間にもあの化け物はこちらに迫ってくる
「早く開けてください!」
「分かってる!」
緑コートは綺麗にノブの辺りを破壊した扉を体で押していた
「春人!後ろだ!」
「ッ……!!」
振り返れば
もう私の真後ろまで迫っている化け物。
これが女子ならまだ笑えたなんて思っていた
その手は私を握りしめようとして……
「伏せろ!」
と大きな声を聞いて反射的にその場に転がった。
化け物は私を掴み損なったようで少し体勢を崩したようで、よろけている。
この内に走らなければ!
化け物との距離が少し開く。
「早く来い!」
緑コートが破壊した扉を開けて手を伸ばす
それに捕まると勢いよく引っ張られた
浮遊感が体を襲う。
いつの間にか手は離され
私の目の前には壁が迫っていた
そして、私の意識は再び暗転しました。
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