『宇宙遺産』

やましん(テンパー)

『宇宙遺産』


 これは、今のところ、フィクションである。





アナ


 『この度、宇宙遺産として相応しいとして、宇宙遺産登録が『銀河系宇宙遺産登録委員会』において審議されていた、辺境地域の惑星『地球』が、宇宙遺産として、正式に推薦されました。これにより、登録が確定することになります。地球には、銀河系標準時間で、約5万年前までは、文明があったことが、最近明らかになり、多数の現地研究が、行われてきていました…………』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 地球の発掘現場


宇宙人科学者A


 『これは、いったいなんだろう。』



科学者B


 『ふうん。なになに。いやあ〰️〰️〰️。かなり、でっかいな。何だろうね。』



同科学者A


 『宇宙船の形をしているが、それにしては小さいな。』



同科学者C


『発掘された骨格からすれば、合わないね。』



同科学者B


『焼き物だろな。持ち帰って、よく、調べよう。落とさないように。』



 宇宙人たちは、ボールのような体から、たくさんの手を伸ばし、その、かつて、便器だったものを、大切に運んだ。




  ・・・・・・・・・・・・・・・・・


 発掘は、まだ、始まったばかりだった。


 あの、恐ろしい事件は、これから起こるのであるが、それは、諸賢がよく知るところであろう。





              おしまい


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『宇宙遺産』 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る