運命を変える、その時まで.... 

ラスク

第1話 終わりと始まり、繰り返す日々

【 登場人物 】

工藤 悠祐(くどう ゆう):会社員の係長をしている25歳。仕事以外ではゲームばっかしている


斎藤 睦月(さいとう むつき):工藤の担当医。


佐藤 宏一(さとう こういち):『工藤 悠祐』の上司。工藤のことを嫌っている。

~~~~~~

~工藤の家~


工藤 悠祐『おらっ、早く倒れろ!......よし!やっと倒した-....。』

「俺は工藤 悠祐。仕事以外は寝るかゲームをするか...廃人のような生活を送っている。」

『...にしてもこのボス強すぎだろ...2時間かかってやっとだぜ?もう少し強くなる必要があるな。よしまたオールで周回するか!ってあれ!?もうエナドリがない!!!畜生...買いに行くか....。』


~コンビニで買い物をした後の帰宅中....~


工藤 悠祐『給料日前だからお金が心許ないな...でもエナドリ10本買ったしコレで大丈夫だろ!って、え?』

キキィッ!!!    ドンッ!!

「俺は...どうなったんだ...頭が痛い、、、ん?なんだこれ...ッ!!!

血!?頭から血が出てるのか!?あぁ...フラフラしてもう....だ...め......。」


~病院~


ピッピッピッピ(心電計の音)

工藤 悠祐『ん....んむぅ...?どこだ、ここは....確かコンビニに行ってその後...ダメだ思い出せない....。』

斎藤 睦月『工藤くん、目が覚めたかい?』

工藤 祐介『は、はい....ここは..病..院、ですか?』

斎藤 睦月『ああ、ここは病院で君は昨日車に撥ねられたんだ。それを私が手術した。』

工藤 悠祐『.....。』

斎藤 睦月『今後一週間は安静にするように...それと君、両親はいないの?もしくは親代わりの人とか....』

工藤 悠祐『.....いません。親は俺が16の時に二人とも地震で建物の下敷きになって....祖父母も、もう死んでしまっているし....』

斎藤 睦月『施設のところには預けられなかったのかい?』

工藤 悠祐『施設..というか親戚の家に引き取られました。.....でも親戚の人は呼んでも来ないですよ。』

斎藤 睦月『それは何でだい?』

工藤 悠祐『......。』

斎藤 悠祐『なんで答えn....』

ガチャ....

佐藤 宏一『失礼します...。工藤 悠祐くんに用があって来ました。』

工藤 悠祐『ん....なっ!!??部長、どうしてこのような場所に...』

佐藤 宏一『今日は君にコレを渡しに来たんだ...』ニコニコ

         

          「退職辞令」


工藤 悠祐『....え?これなんですか?』

佐藤 宏一『なにって、見ての通り退職辞令だよ?意味は分かるよね...?w』

工藤 悠祐『なんで僕がクビになるんですか!!!!しっかり仕事してましたし、成績も部署でトップだったじゃないですか!!』

佐藤 宏一『今の自分を見てみろよw足が折れてて歩けない、それじゃあ営業周りもできないだろ?それとも同僚や部下に迷惑掛けてでも仕事するのか?w 

もう諦めろよwお前はもう帰れない、それは既に決まったことだ。』

工藤 悠祐『....くっ!!』

佐藤 宏一『んじゃ、伝え終わったので帰りまーす!wお疲れ様でーす!w』

工藤 悠祐『........。』

ガチャ......バタン。

斎藤 睦月『ま、まぁそんなときもあるさ!じゃ、じゃあ僕はこのへんで出るよ!あとは頑張ってね!(汗)』

ガチャ....バタン。

工藤 悠祐『.....クショウ...チクショウ....チクショウ...チクショウ!!!!

なんで、なんでこうなるんだ!!!俺が...俺が何をしたっていうんだよ....。』


~病院の近くにある崖~


工藤 悠祐『もう....やだ....。どうして俺ばっかりこんなことになるんだ....。なぁ父さん、母さん...今からそっちに行くよ....』崖から飛び降りる。

                            to be Continued....





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