第9話

「そんなわけで、実くん。よろしくメカドック」

なぜ、それを知ってる・・・


「私は、魔法使いのマーヤ」

「知ってる」

「歳は、人間でいえば、20歳くらいかな・・・」

「実年齢は?」

「500歳」

おばあさんなんだな・・・


「この世界の犬の10歳は、人間でいえば80歳くらいでしょ?」

「ああ」

「その逆みたいな、感じかな・・・」

納得しておこう。


「さてと、紗枝ちゃんから引き継いだ君の願い事だけど」

「マーヤさん」

「何?」

「口調や性格が変わっていません?」

「女の子だから」

そういう問題では・・・


「最初に断っておくけど、願いを増やせはルール違反だからね」

「しません」

「もう、隠れるのは嫌だから、3日以内に決めてね」

「へいへい」

疲れるな・・・


「後、私には恋人がいるから、彼女になってはだめだよ」

「君みたいな女の子はタイプじゃない」

「傷つくな・・・実くんの言葉」

あんたが言うな・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る