第3話

祖母が他界したのは、僕がまだ小学生の1年生の頃。

まだ、人の死という物はよく、理解できなかっが、

とてもかわいがってくれたので、悲しかった。


当時、孫は僕と真矢しかいなかったが、真矢まだ赤子だった。

真矢は祖母の記憶は全くないらしい。


出間の時、歌で送ろうという事になり、僕にマイクが渡された。

両親から、「好きな曲を歌いなさい」と言われた。

祖母も喜ぶかららしいと・・・


僕は、心から歌った。

♪僕らはみんな生きている~

生きているから、悲しいんだ~


その事を布団で思い出した。

祖母は喜んでは・・・いないな・・・


「しかし、天井がうるさいな」

ギシギシ言っている。


壁にほうきが、ある。


「準備いいな」


僕は、そのほうきを取り、天井をつっついた。


すると、漫画のように天井が崩れ落ちてきた。

そして、少女の姿があった。


「いたたた・・・」

少女は痛がっている。


まあ、天井から落ちたんだから当然か・・・


それにしても・・・


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