第6話
五首連作短歌(添削後)
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ブリキの木こり
髪の毛と星形の
浮浪者の帽子 知らぬは
スリッパを振り回したいお年頃わかって、あたしの、痛み、このくらい
マスクした途端に
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マスク盗る
鍋底の塗装
「菜の花を見に行かないの?」「行かないよ(君といたいし)帽子ないから」
足音を音符にしては聞き流す君の辛さだけ響けばいいのに
真実はなくていいからマスク盗るいつかぜんぶで笑い合えるよ
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