離れたくない
髭爆弾事件
第1話 離れたくない
霜が降り、息が白くなる頃。
スマホのアラームが鳴り、意識が徐々に起きてくる。
私は彼のぬくもりに抱かれ目が覚める。
このぬくもりが、あと数時間でなくなると思うと離れなれない。
決して離れたくない。
時間は刻々と過ぎていくとドアがノックされる。
迎えが来た。
私は彼を置いて行かなければならない。
この場に残る理由を考えるが、いい理由は思い浮かばない。
「さなえ~はやく起きないと学校に遅れるよ」オカンの声がする。
ドアが開き彼を引き剥がすオカン。
返してと腕を伸ばすがオカンにのけられる。
ぬくもりを敷布団に求めるも彼がいないとすぐに冷め、抵抗をあきらめる。
制服に着替え部屋を後にする時、横目で彼を見ると
掛け
離れたくない 髭爆弾事件 @hige_bakudan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます