1 そもそも参加するつもりじゃなかったんだよな ―2020年10月―
私の小説書き歴はめっちゃ浅いです。
学生時代に文芸部でこそこそ駄文を書いていたことはあれど、その後は物書きの仕事はすれどライター業で、小説執筆とは縁なし。ところが、コロナ渦に襲われたことで本業の時間が激減。(つまり仕事が激減したということ。これはこれでいろいろと洒落にならなかったが、割愛)
それで小説を書き始めたという、つまりまだ、小説を本格的に書き始めて1年にも満たないビギナーです。
なので、賞レースになど、ほぼ、参加したことはないのです。
受賞歴は、他サイトの短編コンテストで二回佳作入賞したことがあるくらい。
そんなビギナーだから、カクヨムコン6の告知を見て、まず「10万字」の規定にビビりました。その規定を見てまず頭に浮かんだのは「うまい、うますぎる 十万石饅頭」のCMでした。(出身県がバレるね)そしてその次に、「そんな文字数書けるかーい」という心の叫びでありました。そして何? 読者選考があるだとー?
……無理。無理。ぜーったい、無理。参加できっこない。
というわけで、告知は見たものの、自分にはカンケー無い話とばかり思ってたのです。もっと熟練の物書きが参加して、人気ある書き手がのし上がるコンテストなんだろうなあ、と。
……ところが、10月末に、とある新作を戯れに書き始めたことで、運命が変わる。
この作品、ほぼ思いつきで書き始めちゃって、文字数なんて全く気にしていなかったのです。好きな題材を好きに綴りたくて、ただただ個人的な楽しみのみで書いてたのですが……。
ある日、プロット組み直していて気が付きました。
……あれ、これ、この通りに書いていたら、10万字いけるんじゃね?
そう、この作品が参加作となった、SF作品『ディ・ア・レ・スト』だったのです。
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