あとがき

その1

 改めまして。皆様、こんにちは。作者の山崎香澄やまざきかすみです。


 今回は2年間の高校生活で出来た、忘れたくない思い出を集めました。実体験をもとに再構成したので、登場人物の名前を変えています。あとがきの最初に名乗りましたが、もちろん偽名です。私のことをよく知っている方は「この人って、よく作者と一緒にいるあの人では?」「まさか私が登場している?」と気付くかもしれません。実は本人には秘密で、勝手に登場させました。きっと驚いているんだろうな。誰をモチーフにしたのか、どうしても気になる場合は直接聞いてくださいね。


 私にとって、日常の小さな出来事も大切な大切な思い出の1つです。残念なことに私、三歩歩いたら忘れる程の鳥頭でして。過去のことはよく考えないと思い出せません。最近の出来事でも3か月が経っているので尚更。メモ程度でも書き残しておけば……と執筆中に後悔しました。これからはツイッターの呟きやらインスタのストーリーやらに残そうと思います。もちろん、この場所にも。


 題名には作品の隠れメッセージがあると言われていますよね。すみれさんとの小さな幸せ、香澄の切なる願いが作品中に散りばめられている。そう読み取った人が多いのではないでしょうか。もちろん正解です。

 実はもう1つの意味があります。『小さな幸せ』はスミレの花言葉。『切なる願い』はピンクのカスミソウの花言葉。そう、菫と香澄のことです。紹介文の謙虚、誠実の他にもこんなに素敵な意味があるのですね。2人の名前を決める時に参考にしました。


 執筆する上で、私の心情を想像できるように心掛けました。例えば、ただ『走った』と書くのではなく、『気持ちが体を追い越した』と表現する。同じ時間を作者と読者で共有するためには必要なことです。果たして私は出来ていたのでしょうか。


 裏話はここから、といきたいところでしたが今回はこの辺で。その2では本編に触れた内容になっています。それでは。

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