Cut.05 〝渇き焦がれる、恋のように〟
闇の
闇は電気の
不夜城。
眠らぬ城と人の言う。
街は眠らず。
繁華街ともなればなおさらで、男と女の酒気帯びたざわめきが夜を満たしている。
ひょろりとした長身の男が一人、そんな雑踏の中を歩いている。
短く刈り揃えられた白髪と白い髭、仕立てのいいグレーのスーツを見苦しくない程度に着崩し、中折れ帽を頭に乗せた男。
見た目は老齢の域に達していながらその足取りは軽く、すれ違う女たちに軽薄に話しかける様、その微笑みはどこか少年のようですらある。
陽気に身振り手振りを交え、時に卑猥な言葉さえ口にして女たちから笑いを取り、だが足を止めることなく人の海を流れていく魚影。
女たちのみならず、男たちもまた陽気なその男を笑いながら見送っている。
そこに不自然さはない、――不自然なほどに。
男は異郷の人であった。
この国では黒人、と俗に言われるネグロイド人種。
なるほど、この国の人間は異郷の人間に際立った偏見も差別もあるまい。
ただそこには自分たちとは違う、という生ぬるい隔絶のみがある。
だがそれでも奇異の目で見るものが無いという事はないのではないか。
外国人が目立つ時代ではある。
雑踏の中にもちらほらと、日本人以外の姿も見て取れた。
なら、
果たして本当に、そうだろうか。
衆目を浴びてあれほどに目立つ人影が。
雑踏に紛れた瞬間にはすでに忘れ去られているのが果たして自然であろうか。
まるで男の事を覚えていたくないと。
それでは安心して眠れないと心のどこかで思い抱いているかのよう。
男は明るい
だがその本質は光ではなく、どこまでも深く底の見えない闇であった。
人々は男をすぐに忘却する。
――その恐怖に耐えられないが故に。
理由や根拠を理解してはいまい、ただ本能的にそうあるのは仕方ない事。
男の名はイシュトヴァーン。
〝
ハンガリー統一王と同じ名を持つ
聖骸王。
あまたの聖なる
男はなめらかな足取りで街の一画、高層ビルの非常階段へ滑り込む。
警備員には既に話が通っている。
あるいは話が通っていなくとも男なら関係なかったかもしれない。
男は笑顔で彼らの横を抜けて屋上へ続く階段を上った。
ドアを開ける、冷たい夜風が頬を撫で、男は目を細めて屋上へ踏み出す。
「――やあ、すまない10分ほど遅刻してしまったようだ!」
大げさな身振りを伴って待ち人に、――待たせていた相手に
「10分? 約束の時間より30分は遅れてると思うけど……」
ため息をつきながら白衣の女が吐き捨てる、相変わらず品はない。
もっとも、彼女の価値はそんなところにはない。
「というか、
もしかしてきみと私だけかね? 今夜の〝合〟の参加者は」
男は
女はいらついたように半眼でその態度を見て、またため息をついた。
「だとしたら最悪だわ
あんたと2人きりなんてゾッとしない。
てか
「日本には来ている、はずだよ。
歌舞伎だか舞台だかの予定があるから今夜は無理だと言っていたが」
「相変わらずねあいつは……。
言い出しっぺの
どうせどこかから見てはいるんでしょうけど。
となるとあとは、」
「――」
のそりと、暗がりから音も無く影が歩み出る。
「――
あんた音消して現れるの止めろって言ったでしょ、怖いのよ。
お願いだから止めて」
時代錯誤な黒鉄の甲冑に身を包み、加えてあろうことか帯剣した、
【告白者】マクシモスは仮面の様に微動だにしない美麗な容貌を月光に晒し、ただ一言を発する。
「……はじめろ」
「そうだね、今夜の議題は――、」
「ちょっと!
屋上に立つのは三者。
五人の〝
「無視はしていないよボナペントゥラ。
とりあえず近況報告からはじめようじゃないか」
「……
えっと、〝子〟ができました」
「知っている」
「私は初めて聞いたなそれは。
しかしそれはプラキドゥスの定めた〝約定〟に反するのでは?」
「いや実は前から一人で〝母さま〟の世話するのにいい加減限界を感じててさ」
「――ほう。
ならば俺に預けてみるか我らが母君を」
「ない。
それだけはないわ」
「ははは、信頼がないねぇマクシモス」
「まあそんなわけだから一応許可は取ってる、例外的に」
「きみはプラキドゥスからの信頼も篤いしねぇ。
ほかならぬ我らが母君の事だからやむを得ないか」
「気に入らんな」
「......まあ、何のための約定かって言われると悪いとは思ってるよ」
――静寂。
ややあって、静寂に耐えかねたのか
「そういやなんで急に日本?
いつも欧州でしょ、そういえば欧州の外で
「……」
「まあまあ、いいじゃないか。
私の
ここらでこの国に腰を据えてみるのも悪くない。
ゲオルギウスはもともと日本
なに、集まりやすくて結構な事だよ」
言いながらイシュトヴァーンが中折れ帽を頭に乗せ、マクシモスはふらりと音も無く闇の中に消えて行く。
それで、彼らの今回の〝合〟は終わりだった。
**************************************
シオンがウラとの共同生活をはじめて、はや三カ月が過ぎていた。
女物の服や下着を身に着けるのにもすっかりとなれていたし、ウラの裸にも何も感じなくなった。
非活性状態なら小ぶりとは言え、男性器を女性下着の中に収めておくのにはまだ違和感を覚えるが。
改善策は今のところ思いついてはいない。
朝、ベッドから起き上がって背伸びを一つ。
夜寝て朝起きるという、ひどく人間的な生活をシオンは続けている。
なんなら
ウラからも人間のつもりで、人間らしく暮らせと言われている。
現代のこの情報化社会は情報の共有・拡散があまりにも早い。
夜しか外に出ない、なんて情報が広まってしまうと吸血鬼バレする可能性もある。
ウラの作った
持続時間は1錠で6時間、2錠以降で効果を伸ばす事もできるが効率が悪い。
2錠で9時間、3錠で約10時間、4錠目以降はほぼ効果がないとの事だった。
極度の興奮、緊張状態に置かれると効果が短くなる。
致命傷に近いダメージを受ければ活性化した肉体は薬効を分解する。
この辺も注意が必要だね。
――というのがウラによる説明だ。
鳴り続けていたアラームを止める。
枕元に置いておいたペットボトルの水で、
数は3錠、現在時刻は朝の6時だ。
これで9時頃には外出ができ、日没の19時頃に効果が切れる。
そう、外出だ。
シオンは現在無職、百歩譲っても家事手伝いに過ぎない。
ありていに言えばシオンは暇を持て余しているのだった。
10代半ばにしか見えない外見と体躯では働くこともできない。
というかウラがひねり出して来た戸籍上の年齢は13歳。
就労どころの騒ぎではなかった。
設定、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。
さばを読むにしても上に振って欲しかったのが正直なところである。
とはいえ今更言っても仕方がない。
部屋を出て廊下を歩く。
ウラの部屋のドアには[
吸血鬼は疲労や睡眠不足には強いとウラは言っていたし、シオン自身も転成からこの方、疲労らしい疲労を意識したことはない。
昨晩は〝
気疲れの側面が強いのだろう、と勝手に判断して、朝食には起こさない事にする。
実のところ、あまり食欲があるわけでもない。
ウラは成り立てはイザというときのために、きっちり食いだめしておけ、とうるさいほど繰り返していた。
人間に比べて体内に効率よく大量の
なのでトラブルや緊急時に備えてしっかり食べておくように、と。
あまり気は進まなかったが「いざってとき
どうせなら、必要に迫られてではなく雰囲気のある
などと乙女な事を思ってしまうのはこの体の変化のせいなのかどうなのか。
半熟の目玉焼きとソーセージを適当に焼いて、レタスと一緒に食パンに挟む。
食材を取り出すついでに冷蔵庫の中身を確認する。
シオンがまがりなりにも家事を始める前には酒とミネラルウォーター、冷凍食品しか入っていなかった冷蔵庫には今、もう少しマシな食材が詰まっている。
シオンも凝った料理ができるわけではないので大したものは入っていないが……。
とりあえず買い足すべきものを脳内でピックアップしてメモしておくことにした。
取り出した野菜ジュースをコップに注いで、いただきます。
食欲はないが、この体になってからシオンは良く食べるようになった。
質量保存法則までは無視できないので食後は腹部が目に見えて膨らむくらいだ。
簡易サンドイッチを10枚切中の6枚(ようは1斤の6/10)分たいらげる。
ほんとうに食欲はないのだが、人間時代の事を思えばかなりの量ではある。
食後は床に座って軽く
簡単な運動を毎日こなせ、と指示したのもウラだ。
むろん、そのうちなれるものではあるらしいが。
よく動かしておかないとそのズレが後々まで
身体を動かす事でそのズレの補正が早まるらしい。
まあ、真偽のほどはわからない。
いかんせん今の時代、吸血鬼はほとんど増えないらしいので。
データには裏付けらしい裏付けはない。
8時半になり、カーテンをわずかに
微妙に熱を感じるが、激しい炎症などが起こる気配はない。
吸血鬼が陽光で焼け死ぬ理屈は単純だ。
日焼けとは、ようは陽光による極々軽度の
肉体表面だけの事なので放置してしまえばいいのだが、そうはならない。
陽光下にいる間、皮膚は再生する端からまた焼かれる。
つまりそれは継続的に
なまじ再生・新陳代謝が激しいからこそ、その消費量は膨大になる。
――故に、一瞬で吸血鬼は飢えて渇く。
肉体を構成する細胞は自身の存続に必要な
血流によって体内の別の場所から熱量が供給されるのも間に合わない。
結果、そこで発生するのは渇きに襲われる、などという程度の軽い話ではない。
共食い。
熱量の尽きた吸血鬼の細胞は隣り合う自らの細胞を捕食し始める。
それが陽光に晒された吸血鬼の肉体が灰化する、という現象の実態。
これはなにも陽光反応に限らない。
たとえば心臓の破壊。
血流循環が停止し、熱量の分配が止まればどうなるか。
飢餓状態に陥った細胞が周囲の細胞を食い散らすのは当然の帰結。
だからご飯はしっかり食べなさい。
トゥーラ・フェテレイネンはそう繰り返し言い続ける。
吸血鬼の肉体には
転成前最終学歴高卒のシメオンにはその具体的な説明はまるでわからなかったが。
普通の人体には不可能な量の
という事だけ理解しておけばいい、と
体内に複数個所存在するそれは、摂食熱量が増えるほどに増設される。
陽光反応は兎も角、循環の停止については漆黒器官が多ければ心臓の再生まで耐える事も可能になる(場合もある)、らしい。
多くの犠牲者を出した吸血鬼は基本的に強い、という俗説も。
なんてことはない、
話を戻そう。
つまり、シメオン・フェテレイネンは
彼の為にネット環境を用意すると言っていたウラは、しばらくして前言を撤回した。
「きみ、変なところで常識がないし素直すぎるな。
ネットで学習させるとよくない学びを得てしまいそうだ」
ウラの言葉の真意がシオンにはあまりわからなかったが、まあ相手は自分の数倍どころでなく長生きの年長者である。
助言には素直に従う事にした。
つまり、物理学習である。
最近のシオンの日課は、近隣の図書館に入り浸り読書をする事になっていた。
ウラの部屋にも蔵書はあるが、いかんせん専門書が多過ぎるので話にならなかった。
むろん、ウラが外出する時などは自宅待機。
そもそもウラがシオンに求める最大の仕事はアガフィヤの監視である。
裏返せばそれ以外は好きにしていい、ということで。
ウラが家にいるときは好きに出かけて良いとの許可は既に貰っているのだった。
シャワーを浴び、下着を替えて、クローゼットの前に立つ。
自分の外見を把握し切れてないので当り障りのなさそうなものを選ぼうと思い。
少し悩みつつも薄い水色のワンピースを着る事にした。
緊急時に連絡が取れるようにと渡された
ここ3カ月の
その2つを肩下げの小さな鞄に押し込んで、
左手首には
これでスマホのアラームを見過ごす危険もほぼない。
**************************************
午前中は図書館で過ごした。
外見が良いというのも良し悪しで、日本人離れした(というか日本人ではない)外見の美少女であるところの、今の
突き刺さる好奇の視線は相当に苦痛で、耐え難いものがあった。
そんな理由で近隣の図書館をランダムに移動しながら、なるべく目立つのを避けていたのだが、ここ数日は同じ図書館を続けて使っていた。
理由は単純、シオンより目立つ人間と居合わせたからだ。
シオンには白人であることくらいしかわからないので国籍も何も判断がつかないが。
くすんだ金髪の、とても背の高い美人である。
転成からこちら自分の体格や視線の位置が変わり過ぎて目測で身長を測りづらいが、おそらく170は優に超えている。もしかしたら180cmも超えているかもしれない。
特に話しかけたりはしていないが、あちらも毎日のように図書館に現れていた。
シオンは厳密には外国人ではないのだが、ある種の親近感がわいていたのも確かで。
だがまあ、それだけではある。
元々社交的コミュ強というわけでもないので、眺めるに留まっていた。
自身も美少女になっているのだから気後れする必要はないと言えばないのだが。
そもそもとして日本語しか喋れないのも問題と言えば問題だ。
まあ本を読みに来ているのだから話す必要はない。
中高生向けの優しめの専門書を主に読んで過ごす。
ウラの説明をもう少し理解したい、くらいの気持ちで選んだ結果だが幸いにも面白いと感じれているので問題なく続いているのだった。
開館の9時直後から滞在しているので3時間、集中力的にも頃合いだった。
読んでいた本を手早く棚に戻し、図書館を後にした。
昼食をどこで取るかは毎日悩みの種だ。
食べ放題の方が予算に優しいのだが、この3か月で近隣のその手の店からは軒並み出入り禁止判定を受けているようだった。
入店しようとするとやんわりと拒否されるようになってしまったのだ。
手持ちの予算的に毎日適量を食べるのには無理がある。
ウラに言えばあっさり増額してくれそうではあるのだが、気兼ねしていた。
というかウラは帰宅して食べる事を想定しているようなのだが……。
彼女は食事は腹に溜まればいいとしか思っていないフシがある。
長く生きた吸血鬼がそうなるのか、ウラの個人的な感覚なのかはわからない。
いずれにせよ食事は数少ない娯楽だという感覚のシオンとは、
そんな中、駅前に見覚えのない
ドネルケバブ屋だった。
ドネルケバブはトルコ料理である。
香辛料やヨーグルトで下味を付けた肉をスライスして積み重ね、串に刺してあぶり焼きにして、外側の焼き上がった部位を薄くそぎ落として食べる。
食べやすいように薄いパンに野菜と一緒に巻いてあることが多い。
幸いなことに(ケバブ屋にとっては不幸なことにだ)、〝開店セール今日だけ半額〟の張り紙が貼られていた。
満面の笑顔でシメオン・フェテレイネンは
ジューシーな肉、これは豚肉か。
マヨネーズ系のドレッシングを絡めたキャベツ。
控えめにだが確実に自己主張するスライスチーズ。
酢ベースの漬け込み下味がなされたぶつ切りの
僅かに甘みを加えて全体を引き締めるカット
――とても満足のいく味だった。
店長らしい若い男が
1つ買う度に並び直していたので目立ってはいなかったはずなのだが。
さすがに20回目あたりで購入者の列はだいぶ短くなっており、明らかに
気に入ってくれたのはうれしいんだが、そろそろ勘弁してくれねぇか?
苦笑しながらそう言った店長はそれでも5個ばかりまとめてケバブを渡してくれた。
宣伝目的でのキャンペーンだったのだろうから一人に30個近く食べられるのはそれは困るのもわかる。
次に見かけたら定価でも通りすがりに1つ買うくらいの誠意は見せねばなるまい。
そんな風に思いながらぺろりと、指先に残ったマヨ系ドレッシングを舐めとる。
その時点で、気配を感じていなかったと言えば噓になるだろう。
シメオン・フェテレイネンがその時点で何者かの視線を感じていたのは事実だ。
だがシオンは新しい自分が絶世の美少女になっていることを自覚していたし。
ハッキリ言ってしまえば、転成後の3カ月の間にストーカーじみた行為を受けたのは初めての事でもなかった。
油断と、言われても仕方ない部分はあった。
十三時三十分。
最終的にウラの待つ自宅にさえ案内しなければいい、最終的には自宅さえバレなければどうということはない、そう考えていたからだ。
貞操の危機については思うところはあってもさほど危機感は無かったと言える。
なにせ、
――十六時四十八分。
視線は未だ
これだけ時間があればさすがに視線の発生源についてある程度は感知できている。
〝視線の主〟は一定の距離を保ってつかず離れずに
種明かしをしよう。
この時点で彼女を追っていたのはただの無害なストーカーに過ぎなかった。
その行為が犯罪である事はさておき、少なくとも彼女にとっては実際には害はない。
害を加えるだけの能力がない。
彼が彼女をつけ回していたのは全くの偶然で、彼女の見目麗しさを考えればそういう人間が現れる事も確率的にはなんら不思議ではない。
――十七時五十二分。
シメオン・フェテレイネンは首筋に感じていた視線が消えたのを感じていた。
やっとか、それが素直な感想である。
体格からは想像もつかない体力と、身長からは想像もつかない歩速で彼女は歩き続けていた。すべてはストーカーの体力を使い果たさせるための作戦だ。
――十八時十一分。
消えたはずの首筋を見つめる視線が再び現れる。
……実のところ、十七時に入った頃から徐々に肌にひりつくような熱を感じていた。
緊張による
一息に効果が切れるようなものではないが、限界は確実に迫っていた。
追跡者の気配が消えない以上、帰宅する事は出来ない。
日陰を選んで早足に移動しながら、今後の身の振り方を思考する。
日没を待って全力で引き離すのが一番安全そうな選択肢ではある。
そう結論付けた彼女は何食わぬ顔で移動を続ける。
まさか
まさか何の関係もないストーカーのせいで追跡に気づかれているとは思ってもいない追跡者。
いずれがより不幸であるかの判断はつかない、今はまだ。
――かくて日は落ちる。
それぞれがそれぞれの理由で焦らされ、飢えと渇きに苛まれていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます