第45話
お久しぶりです!久しぶりに書きたいなと思って書きました。お読みいただきありがとうございます。
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「ゆぅくん....」
「ちょっつお姉ちゃん.........」
朝目覚めるとお姉ちゃんが僕の布団に潜りこんでいた。
しかも僕の顔がお姉ちゃんの顔に埋まっていてがっちりとホールドされていた。
まさに抱き枕状態だった。
いつものことだけど中々慣れない。お姉ちゃんの体が柔らかくて、それにいい匂いだってする。男の.......それも思春期真っ最中の僕が反応しないわけがなかった。
だから、理性が切れるその時を避けるためにお姉ちゃんをどうにか話したいのだけど.........。
「お姉ちゃん起きて.......」
「んん.........あぁ.......ゆぅくん起きたのね」
お姉ちゃんは腕の中にいる僕を蕩けた目で見ていた。
布団とお姉ちゃんが重なって暖かい。
「あぁ......やっぱりゆうくん可愛いぃ!」
さらに力を入れられて僕の顔は変形しつつある。
苦しい.........けどお姉ちゃんの胸が柔らかくて.....
じゃなくて!
「んんんん!」
「もぅそんなに嬉しがられたらお姉ちゃん照れるよぉ~」
必死に訴えてもお姉ちゃんには何も通じないそれどころか、もっと体を抱きしめられる。
このままじゃ本当に息が持たない
流石に苦しかったのでひっついていないお姉ちゃんのお腹をトントンとやさしく叩いた。
「あっ........ ごめん!ゆぅ〜くんが可愛すぎて
大丈夫?苦しくない?今も息できる?お姉ちゃんに
ちゃんと聞かせて?」
「ぷはっ.....お姉ちゃん苦しいよぉ」
慌てるお姉ちゃんを見上げて僕が話した
するとまたお姉ちゃんが発狂しだした
「あぁもうぅ!」
「?どうしたの?お姉ちゃん」
するとお姉ちゃんが苦しそうにもがきだした。
「ゆぅ〜くん可愛すぎる!好き好き!どうやったらこの思いを表せるの?またギュ〜ってすればいいの?!それとももっと愛情表現を?!」
僕を抱きしめようとして一旦止まってやめて、また抱きしめようとしてを繰り返してる。
「はっ......そうだわ朝食作ってるから行きましょ?ゆぅーくん今日もお姉ちゃんの愛をた〜〜くさん入れたんだから!」
さぁさぁと僕はリビングへ連れてかれる。
♢
「はいっゆぅーくん」
お姉ちゃんに座らされ、朝ご飯の料理が置かれた。
お姉ちゃんの手作りドレッシングがかかったサラダとスクランブルエッグ
が乗った皿とパンとスープだ。
「お姉ちゃんがぜーんぶ食べさしてあげるね!......あーーん」
そうだ、ここで流されちゃいつまでたってもお姉ちゃん立ちができない!
「ひ、一人で食べるから!大丈夫だから!」
「何言ってるのゆぅーくん、ゆぅーくんはずっとお姉ちゃんに食べさしてもらわないとダメなんだよ?約束したでしょ?」
え?そんな約束してないけど........って!お姉ちゃんまた
「嘘ついてるでしょ!」
「ギクッ.......や、約束したの!ほらいいからお姉ちゃんの食べるの!ほらっ!ほらっ!」
お姉ちゃんがぐいぐいとレタスが刺さったフォークを差し出してくる
「も、もう.......はむっ......いっかい(モグモグ)だけだから.......(モグモグ)ね....」
「あぁんお姉ちゃんの食べてくれるゆぅうんが可愛すぎて鼻血でちゃう」
川のように鼻血を流しているお姉ちゃん、どうやったらそんなに出せるのだろうか
というか興奮しすぎ!
「ゆぅーくんっていう存在がお姉ちゃんにはどうしようもなく興奮させるの!
だから鼻血がでないほうがおかしい!ってことでもう一回あーーんえへへ」
お姉ちゃんは今日もブラコンです
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