第36話
「ゆぅ〜〜くんぅ........」
ある声と僕の頭にある柔らかい感触に目が覚めてしまった
なんだろうと思って、目を開けるとお姉ちゃんの顔が目の前にあった
「わっ.....っ.....寝てる?」
僕は膝枕されている.....そしてお姉ちゃんは膝枕しながら寝ている
なによりも寝ているにも関わらず、手が僕の頭に置いてある、ずっと撫でてくれたのだろう
普段くくっている髪を垂らして、首をガクッとさしながら目を瞑っていた。
うぅ......お姉ちゃんなのに可愛いと思ってしまった。正直僕だって嬉しく思ってしまうところはある。
そして、僕はお姉ちゃんに驚いてしまって忘れていたがここは自室じゃなくてリビングにいるようだ
確か記憶だと.........えっと.....そうだ
夜ご飯を食べた後僕は眠たくて、食べた後ゆっくりしようと思ってリビングでうとうととしていたんだった。なるほどじゃあお姉ちゃんがいて当たり前か......多分僕が寝ている間に皿洗いを終えたお姉ちゃんが僕のところにきたってことかぁ
〜 〜 〜
「うふ、うふふっ」
今日もゆぅーくん可愛かったぁ〜
お姉ちゃんの料理をパクパクと小さなお口で美味しいぃって食べてくれた。
ゆぅーくん、お姉ちゃんはねそれだけで心が張り裂けそうなくらい満たされるのそして食べ終わった後に笑顔でごちそうさまと言ってくれたとかなんてゆぅーくんをいただきますしそうになったんだからね。
(ゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛いゆぅーくん可愛い)
私はそう連呼しながら、お皿を洗っていた
そしてゆぅーくんのお箸が目に入ってしまった。
ゆぅーくんは今......いないよね
トイレか、自分の部屋にいってしまったのだろう。
よしっ...お姉ちゃんやっちゃうぞっ
そして私は、ゆぅーくんのお箸を見つめて......
「はむっ」
とお箸を咥えました
それから「ちゅっ.....はむっ.....んっ」といやらしい音が出てしまうけど.....ゆぅーくんのだと思うとどうにも自分を抑えることはできなかった。
「ゆぅーくんっ.....おいしぃっ」
5分ほど舐め回して満足した私は、そのお箸を洗い終えたと思ったらコップを見つけてしまったのだった
「はぁーーゆぅ〜くんの美味しかった〜」
とだれしなくも蕩けた声が出てしまった
ゆぅーくんの為だから、お皿洗いなんて苦なんて思ったことないけどゆっくりしよ〜と思ってリビングに足を運んだ
「ん?....はうっ......ゆ、ゆぅーーくん?」
あろうことか、リビングの床でまるで無抵抗な小動物のような姿で寝転がっていた
呼んでも返事がないので寝ているのだろう
「ぅぅぅ.......可愛すぎるよぉぉ〜」
私は堪らず、ゆぅーくんの側に座って寝顔を拝んだ
可愛すぎてどう表したらいいか分からない、私はもうすでに爆発しそうになった。
「ゆぅーくん........」
ゆぅーくんの頭を起こさないようにそっと持ち上げたそしてそのまま私の膝の上に置いた
ゆぅーくんがいつ襲ってきてもいいように、タイツなどは履いていないからゆぅーくんの髪の毛がチクチクとして少し痛いけど、ゆぅーくんからもらう痛さなんて自動的に快感に変えられてしまう
そしてゆぅーくんを見下ろし.......頭を撫でる
ずっっっと寝ている可愛すぎるゆーくんを眺めながら撫でていた
「可愛いすぎて......蕩けたちゃ.....うぅ」
佳奈芽はそのまま寝落ちしてしまった
〜 〜 〜
「おねえ.....ちゃ」
「お姉ちゃん......お姉ちゃん」
「ん.....?この声は...ゆぅーくん?」
「あ、起きた」
起きようと思ったが、体を起こした瞬間にお姉ちゃんの手が僕の胸に降りてきて僕が少し力入れてもびくともしないくらいの力で起こさしてくれなかった。
「あぁ.....ゆぅーくん起きたのね」
「うん.....起きたらお姉ちゃんが膝枕してたからびっくりしちゃった」
「うふふっ気持ちよかった?」
「ま....まぁね」
「あぁぁ!もぅ可愛いい!」
「ちょ....お姉ちゃんは離っむっ!」
お姉ちゃんにサンドイッチにされてしまった
「もぅ....お姉ちゃんを誘惑するなんて罪深いよゆぅーくんは!お姉ちゃんサンドイッチの刑だからねっ」
そのまま抵抗はせずに僕はお姉ちゃんの柔らかいお腹と柔らかい太ももにサンドイッチされながらいい匂いを嗅げるという天国にいた
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