頭がおかしいのは分かってます、だけど?!
「おはよー菫さん」
眠たくています何でも閉ざしたい目と寝転びたい体を我慢して学校へ来た
隣の席の菫さん、そうだ、席替えをしたのだ。
僕の学校はみな、仲良くなるために隣同士くっつけてある。そんな中、昨日席替えを聞いていなかったのに突然先生がやるぞと言ったので席替えが行われたら。
そしたら、まるでだれかが仕掛けたように、いや疑ってないけど菫さんと隣の席になってしまった。
なんと言うことだ......。
昨日、隣の席に決まった瞬間右前に座っていた菫さんを見ると、もう目がその気だった。
喜んでいるのか、興奮しているのか、分からなかった。一つだけ言えることは、めちゃくちゃ怖かった。
「おはようございます主人様、今日からお隣の席ですね」
「そーーだね」
「ふふっ、隣の席そして主人様この上ない幸せ.......」
あぁ、菫さんの目がどこかにいってしまってますよ
「分からないところがあればいつでも私に頼ってくださいね」
「うん、ありがとう」
「はい!」
何故か自分の席なのに、遠慮気味で座ってしまった。
「主人様?どうして私と距離を離すのですか?」
ん?話してないんだけど.....
僕は机センターオブセンターに座っている、確かに菫さん.....ちょっと僕の方に寄りすぎてるかもしれない
っていうか!近すぎ!
左側に僕、右側に菫さんの席がある
菫さんは僕の方、つまり左側に寄ってきて右側を隙間だらけにしている。
—机——机—
僕 菫
こんな感じだ。
分かりづらくて申し訳ないです
けど明らか近すぎる
「僕.....普通に座ってるだけだけど.....」
「あっ、主人様、私近すぎましたね、申し訳ありません」
そう言って菫さんは元に戻った
〜 〜 〜
ここからが苦闘だった
まず、最初からだけど今日の菫さんいつもより増していい匂いがする
いつもなら、もっとつめられたときに匂うんだけど。今日は横にいるだけで菫さんからいいにおいがする。花のような、そしてふわふわするようなそんな香りだ
それだけではない、先生の話を聞いていて、手を机の下に入れていると、すみれさんが横から手を繋いでくる。
触手のように菫さんの手がやってきて、捕まえられるそして全ての指を絡められて優しく揉まれたり.....何されてるだ僕......
そして1番びっくりしたのは、「主人様」ととんとんと小さな声で呼ばれて横を向くとチラッとスカートを捲ってきた。
僕は反射神経の如くすぐに顔を振り向けた。しかし見えてしまった、純白だということが.....
それからずっと、菫さんに惑わされながら長い授業がひとつふたつみっつと終わっていった。
そして.........(何も分からなかった)
今日の授業は、菫さんのことが気になりすぎて授業どころではなかった。
「ふふっ、少しからかいすぎましたでしょうか、お詫びとして今日の分.....この後一緒に復習しましょうか」
僕は、菫さんに図書室に連れて行かれた。
誰かいて欲しいと思っていたが、誰かいるはずもなく2人きりだった
「主人様と、一日中過ごせるとは...学校にきてこれほど幸せになったことはありませんわ」
「大袈裟すぎじゃないかな.....」
「いいえ!主人様に全てを捧げる私は主人様のお側にいるだけで天にも上りそうなほど幸せですのに、1日中いられるなんて正気を保てないほどです」
確かに正気を保ててなかった。
あんなことして冷静になってるなんて変態だもんね
「ふふっ主人様?2人きりですね♡」
「そうだね?」
「主人様は2人きりの中、私を押し倒して誰が来るか分からない中強引に私の初めてを奪ってくれたりしてくれないんですか?」
「何言ってんの!?」
本当に菫さんの爆弾発言には何回驚いたかとか.....
「主人様になら、何を奪われても構いませんよ私のならいくらでも差し出します」
菫さんがいい雰囲気と感じたのか、段々と僕に近寄ってくる。いい香りにつられそうになる。
けど、理性は働いていた。
「す、菫さん、お、教えてくれるんでしょっ」
「あぁ....そうでした主人様との戯れで忘れていましたわ」
これで終わるわけもなくこの後色々誘惑された
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