尽くし菫さん

朝早いのに菫さんと学校に来てしまった。この時間に来ているのでまだ1時間くらいしないと1人目が来ない、いつもこれくらいに来ないと何故かいや

遅れて来たこともあったけど

あのざわざわした中クラスに入るのがとてもきつかった。だから、こうやって先に入って自分の空気を作って1人で座っている。


今日はと言うと、

「主人様、何かしましょうか?」

「膝枕しましょうか?」「キスしましょうか?」

「なんならここでシますか?」

そう言ったり誘ってきたり献身的になったりしてくる。

「ちょっと、眠いので寝るよ」

そう理由を付けて僕は寝た


「あら、本当に寝てしまいました。本当に無防備ですね」

そして菫は窓側に行ってカーテンを閉めて、ずっと優希の腕から覗ける顔と寝息を聞いていた。


主人様の寝顔可愛すぎませんか!?本当に可愛いです!普段はあんなにカッコいいのに、あっ、ダメっ寝息が当たる、ここにいたら寝息が♡、くんくん

あんっ、最高です


けど、改めてもっと尽くさないとなと思いましたねあの時のこと本当に感謝していますから、主人様があの時励ましてくれたから私はなんでもしようと思うことができたからなんでもできるようになった。

今の私は主人様のためだけにある。

見ててくださいね主人様♡、きっと私がこの幸せの10倍、100倍、何倍もの幸せを差し上げて見せますから


そしてその時間は30分ほど続き、やっと教室に来ようとする階段の音が聞こえたので

「主人様、起きてください寝ててもいいですけど

後もうちょっとでHRです」


主人様は体を起こして

「あ、菫さんですかありがとうございます」

「いえいえ、主人様をお世話できるのはこの上ない幸せですから」

寝起きなのでちゃっかりすごいこと言ってる菫さんの言葉もよくわからなかったが、すごい笑顔で話して来ていたので可愛いと思ってしまった。


「それでは、私は友達と話してくるので離れますね」菫はそう言ってお辞儀をしてから自分な席へ戻って行き教室に来た友達と話していた。けど、ずっと視線はこちらへ向いていたのは分かった。


「はーい、HR始めるから座ってー」

定時になって、先生が教室に入ってきたので教室のみんなは席について静かになった


担任の先生は数学の若い女の先生だ


「号令お願いしまーす」


「きりーつ、礼」

僕も含めてみんなが立ち上がって

「「「おはようございまーす」」」

挨拶をして座った


今日も授業かーとだるい思いを抱えながらも学校が始まるのであった。


そして、優希のお姉ちゃん、佳奈芽の朝の極秘の始まりはと言うと


「ゆぅーくん♡くんくん、ふわぁーえへへへ」


「ゆぅーくんのコップ、お箸も、えへへへ美味しい♡」


とりあえず優希が触れたところや、食べ終わった食器などを舐めたり嗅いだらしていた


佳奈芽曰く、ゆぅーくんと1秒でも離れたくないのに、1日いないこんな日はゆぅーくんの成分を体に取り込めてるの

らしい


その顔はだらしなく溶けていた。

匂いを嗅いだり、舐めていたらたまに我慢できなくなったら一人でシてしまうこともあるのは秘密だ。

体がゆぅーくんを欲しすぎて欲に負けてしまうとか



菫の朝は

もちろん、佳奈芽みたいに同居していないので


朝早くに起きて、優希を見る。見る方法は教えないらしい。

まだ寝ていると思ったら、寝顔を見て興奮して、

佳奈芽がいる時は、壊れないものを掴んであり得ないほどの力で握ってムカつきを治める。


そして見るのをやめると、優希の写真を視姦して、

朝から今日はなにをしようかと考えていると、お腹の下の方がどきどきしてきて気持ちよくなるらしい。


そして、優希が出るのを見計らいベストタイミング

で家を出発する。

家には従事してるものがいくらかいて、学校まで送ってもらうことになっていたが、優希と登校したくて断った。


場面は戻り


「今日はこの時間割ねー」

「今日のHR終わりです、1時間の用意をしといてください」

そう言って先生は職員室へ戻っていった。


そして僕は少し眠たかったので授業が始まるまで伏せていた。


「始めるぞー、号令」

始まる挨拶が聞こえたので起きた

眠たい気持ちもあるが授業が始まっては起きるしかない。


うー、なんかめちゃくちゃ誰かに見られてる気がする、まぁ誰かはわかってんだけど、

問題を解く時間は、ずっとこっちをニコッとしながら見ている。周りに気づかれないか不安と恥ずかしい気持ちでいっぱいたがら、嬉しいけどやめてほしい。


目を合わせて首を振ると、もっとニコッとしてきて

手も振ってきた。

俯いているといつのまにか時間は過ぎていた


そして問題が解けず先生に当てられて、分かりませんと言わざるを終えないハメになった。


やっと授業が終わって休み時間に入ったすると菫さんが近づいて来て

「主人様、さっきはずっと主人様のことを見てすいませんでした」

「お詫びに、今さっきの時間の授業の内容を私が教えてあげますね、放課後空いてますか?」

(ち、ちか!)

菫さんがぐいぐい来て 話の主導権も菫さんに取られて

断ることはできなかった

「う、うん空いてるよ」

控え気味に言った


「ありがとうございます♡ふわぁ主人様と放課後2人きり、」

最後の方は聞き取れなかったが、めちゃくちゃ嬉しそうだった。


そんな会話をしてると、あっという間に休み時間に入り、どの教科もずっと見られては、放課後教えると言う約束を強いられたのだった。
























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る