朝の登校

「お、、て」

なんか、呼ばれてるなぁーまだ寝てたいぃー


「起き、ーくん」

どんどん近づいてくる


「ゆぅーくん♡起きてぇー」

「おはようお姉ちゃん!」


ゆぅーくんの後ろに♡が見えたいつも、ついてる気がするけど、今は無防備だから絶対何かされると思って反射で起きてしまった。


「ぶぅー、ゆぅーくんあとちょっとだけ寝てたら

耳にふぅーってしようと思ったのにー」


佳奈芽といえば、今お越しに来たと思わせといて、

実は朝の4時からずっと1時間優希の顔を見ていた。


佳奈芽の日課は3:50に起きて少し眠気を覚ましてから、直で優希の部屋に行ってずっと


「ゆぅーくん♡可愛い、最高」といつもいってるが夜は何故か哀愁感が漂って

「ゆぅーくん、いつもありがとうねお姉ちゃんゆぅーくんがいるからいつも頑張れるよ」


「いつも、ゆぅーくんはお姉ちゃんにベタベタにされてるのに、嫌な顔せずに恥ずかしがって楽しくて、お姉ちゃんゆぅーくんといたら楽しいよ」


「ゆぅーくんは、いつも自分に自信なさそうにしてるけど、全部そんなことないよゆぅーくんは可愛いし、かっこいいし、優しいし、お姉ちゃんのおかげじゃないよゆぅーくんが頑張ったから高校にも入れたんだよ。お姉ちゃん、ゆぅーくんのどんな姿でも見てきたから頑張っているし、優しいのはお姉ちゃんが分かってる、」


佳奈芽は普段言えない優希への励ましや、真面目な

ことを言ってる

普段から言ってもいいけど、ゆぅーくんは聞いてくれるだろうけど、そういう空気を作るのは私は得意じゃないからできない、だからこうやってゆぅーくんに言っている。


場面は戻り、

「ゆぅーくん、朝ごはんできてるからちゃんと降りてきてよ〜それともーお姉ちゃんに着替えさせて欲しいのかなぁー?」


「、そ、そんなことないから!」


「ん〜?なにかなぁー今の間ーそして恥ずかしがってるの可愛い♡」


「もう、お姉ちゃんのばか!」


ドン!っと扉を閉めて


「最後の最後まで可愛い、」


そして着替えた


朝ごはんは、今日は和食だった、お魚と、ご飯と味噌汁


お姉ちゃんはやっぱり料理がうまい、食べた瞬間の味が手料理とは思えない。さすがだ


「ゆぅーくん♡おいしい?ねぇねぇー」


「おいしいよ!お姉ちゃんの料理やっぱり最高だよ」


「そ、そんな///お姉ちゃん最高だなんてぇ〜でもでも、ゆぅーくんにならー」


1人で手で顔を覆いながら照れていた


「ごちそうさまーお姉ちゃんありがとうー」


「う、うん//お姉ちゃんゆぅーくんにならいつでも作ってあげるよ!」


なんて素晴らしい姉なんだと思いながらもそんなことは言えずに返事だけして用意をした


「ゆぅーくん、もう行っちゃうの?ひどいよぉー」


「いや、学校なんだから我慢してよ」


「無理だもん!お姉ちゃんはゆぅーくんの為になにかしたいの!してないとなんかムカムカしてくるの!」


「依存症かなんかじゃん!」


「うぇーーーん、ゆぅーくんがひどいよぉー」


「泣いても無駄だからね!」


「あ、バレたゆぅーくん♡じゃあ〜行ってきますのチューは?」


「え、し、しないよ!じゃあ、行ってきます!」


「恥ずかしくても挨拶していくのいつ見ても可愛い♡さて、ゆぅーくんの部屋に一日中いよー」



(ほんとに、お姉ちゃんやばすぎだろ、学校かぁー嫌だな土日挟んだけどやっぱりだるい)


そんなこと思って前を向いてるのか向いていないのか分からないくらいぼーっとして登校してると

後ろからトントンと肩を叩いてきた


「主人様、主人様だけの菫です、おはようございます1日ぶりですけど1日だけでも主人様に会えなくて私とても寂しかったです」


「そ、そうなんだ..おはよう菫さん」


「はい♡おはようございます主人様」


「ところで、私も実は1人でして主人様と一緒に登校しようと思っていましたの、よければご一緒に行きませんか?」


菫さんがベストタイミングで僕に話しかけてきて、

一緒に行こうと誘ってきた、偶然ってすごいなーと思ったけど、菫さんは実は学校でも人気で、親しまれている、反対に僕はみんなに気もかけてくれないくらい嫌われているか分からないけど、親しまれていない。だから釣り合わない僕とは申し訳ないと思ったので断ろうと思って


「すみれさ、」

と言おうとしたら


急に真剣な顔になって


「主人様、私主人様とならなんだっていいんですよどう言われようと、どう思われようと、どう見られようと、わたしには関係ありません、大事なのは主人様、あなたと一緒にいて幸せなことだけです、だから私のことを考えてまで断る必要なんてありませんよ、だから一緒に行きましょ?」


丁寧な言葉で僕の否定を否定した。


「け、けど大丈夫なの?と、友達とかいるでしょ?」


「そうですね、けど私の本音としては友達より主人様の方が優先したいです、どんなに醜くてもあなたの隣にいるだけで幸せなのですよ。他にはなにもいりません、」


「う、うん」

真っ直ぐな僕の存在を肯定するその眼差しと言葉が

少し照れくさかったのかあまり声が出せなかった


「では、主人様♡行きましょっ」

そしてなにもなかったかのように菫はまた自分の主人と学校に行くのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき


なんか!テスト最終日に頭痛くて体だるいなぁーって思って帰ったら熱あったんですけど、だから中々投稿できませんでした。

今頃だけど

この小説は登場人物たちのまったりとした生活を描いた小説ですので特にネタが切れるまで完結済みにするつもりはないです。

だから、段階を踏んでいった物語が好きな方には向いてないかもです!

今回も読んでくれてありがとうございました!
































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